社長ブログ

社長フィロソフィー日記

いまここにコミット

また会議の話である。

経営層が月次とか週次とかの定例会議で、結果について何かとコメントをする。極論、それって本当に無駄だと思う。

月次報告とか週次報告は結果のまとめであり、もしくは今月の着地見込みだったりする。でも見込みであったとしても要するに結果を予測するという事だから、「近い将来の結果」について議論しているのに他ならない。

もし経営者、管理職が優秀なら(多分そうだろう)、コミットすべきは日々の意思決定だと思う。まさに今日この時のアクションによって結果が変わってくるのなら、コミットすべきは結果報告へのコメントでなくて、その時そこにいて正しい判断と指示を行うべきだ。つまりプロセスにコミットしなければならないと思う。

結果をまとめる作業はシステムで出来る(つまり見たら分かる)。それを一々初めて聞くような顔をして分かったようなコメントをするような管理職は要らないと思う。毎日「ここいま」に集中して、ふと振り返ったら立派な結果が集計されていたという方がずっと生産的だと思う。

当社ではSlackと日報ソフトを活用して、毎日毎日意思決定をしている。だから週次とか月次の会議ではあまり決めることがない。むしろ目の前で決めることがないものだから、将来像とかまだまだ完成しない新商品のこととかをダラダラ喋っているのが当社の会議だ(中途採用の人には最初呆れられる)。稟議もないし(その瞬間にSlackで聞けば良い)、着地見込みとかも作らない。あくまで「いまここ」に集中してその時その時に議論をして意思決定している。

もう20年以上もこのスタイルでやってるのだが、世の中の組織もだんだんそうなってきているような気がします。

会議はだらだらで良い。

カテゴリー: 経営日記

当社の会議はいつもとてもダラダラしている。会議があるから仕方なく議題をかき集め、とりとめもなく些細なことを話し合っている。で、結論もよくわからないことも多い。
これは決して悪口を言っているのではない。当社では、スラックや独自の日報システムを通じて常に議論を行っている。何かが生じたら、それがチャンスであろうと課題であろうと直ちにオンライン上で議論が始まり、たいていはその日のうちに解決してしまう。なので、会議の日には持ち越した課題はほとんど残っていなくて、あらためて何を話したら良いかわからないような状況になっている。
会議で重要なことを決めると言う事は、逆に言うと、「予定された会議の日までその課題を議論し決定しない」と言うことだ。場合によっては、その会議では結論が出なかった課題に対して、次の会議まで考えておいてくださいと言って終わってしまう。次の会議まで期日が迫らないと大抵は考え始めることもしないから、結局はまた準備不足で会議に臨み、また結論は次の会議でと言うような先送り体質になってしまう。
やはり正しいのは、問題が生じた瞬間に議論を始めて、その場で結論を出していくことだ。来週会議だから、また来週話しましょうと言っている会社に進歩は無い。会議では、話すことないなあと言いながらダラダラしていることが正解だと思います。
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