いまここにコミット
また会議の話である。
経営層が月次とか週次とかの定例会議で、結果について何かとコメントをする。極論、それって本当に無駄だと思う。
月次報告とか週次報告は結果のまとめであり、もしくは今月の着地見込みだったりする。でも見込みであったとしても要するに結果を予測するという事だから、「近い将来の結果」について議論しているのに他ならない。
もし経営者、管理職が優秀なら(多分そうだろう)、コミットすべきは日々の意思決定だと思う。まさに今日この時のアクションによって結果が変わってくるのなら、コミットすべきは結果報告へのコメントでなくて、その時そこにいて正しい判断と指示を行うべきだ。つまりプロセスにコミットしなければならないと思う。
結果をまとめる作業はシステムで出来る(つまり見たら分かる)。それを一々初めて聞くような顔をして分かったようなコメントをするような管理職は要らないと思う。毎日「ここいま」に集中して、ふと振り返ったら立派な結果が集計されていたという方がずっと生産的だと思う。
当社ではSlackと日報ソフトを活用して、毎日毎日意思決定をしている。だから週次とか月次の会議ではあまり決めることがない。むしろ目の前で決めることがないものだから、将来像とかまだまだ完成しない新商品のこととかをダラダラ喋っているのが当社の会議だ(中途採用の人には最初呆れられる)。稟議もないし(その瞬間にSlackで聞けば良い)、着地見込みとかも作らない。あくまで「いまここ」に集中してその時その時に議論をして意思決定している。
もう20年以上もこのスタイルでやってるのだが、世の中の組織もだんだんそうなってきているような気がします。