社長ブログ

社長フィロソフィー日記

盛和塾世界大会参加

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昨日今日と、盛和塾世界大会がパシフィコ横浜で行われ、当社の亀本くん(昨年10月入社)、櫻井くん(今年5月入社)と一緒に参加して来た。

今回で全国大会への参加は実は15回目になる。もうそんなになるのかという気持ちと、まだ全然稲盛塾長の教えを実践できていない。

稲盛塾長の教えは単純で、そして奥が深く、厳しい(逃げ場がない)。

「理念を高め、経営を伸ばす」と一言で表されるが、それは、「理念」、つまり正しい考え方=フィロソフィーを持たなければならないことが最初に来る。そしてその「理念」は自分の成長とともに、高め続ける(変化しつづける)ものである。真日反省を繰り返し、何度も何度もフィロソフィーに立ち返らなければならない。

しかし単に「理念を持つ」だけでは駄目なのだ。経営者である以上、身につけた理念は必ず数字に表れる。結果として良い業績に表れていなければ、それは正しく理念を血肉化していないと見なされる。単なる知識として知っているだけで、見識、胆識に高まっていないということだ。

そして経営を伸ばすためには、各社員が自分の採算を意識して、創意工夫を重ねて改善していくことが大切だ。そのための仕組みとして、アメーバ採算が推奨される。

つまり、稲盛塾長の教えは、

フィロソフィー+アメーバ採算=好業績=物心両面の幸せ=人類の進歩

となると思う。

で、当社だが、肝心要のフィロソフィーの勉強もアメーバ採算も導入していない。盛和塾的に言うと、全然学びが足らないということなのだが、例会に参加する度に、迷いが生ずる。右辺の、「そこそこの好業績」、「そこそこの物心両面の幸せ」、「少しは人類の進歩」に貢献していると思うのだけど、どれも中途半端、それは学びが足らないからだと言われてしまうのだろう。

さて、そうは言っても時間ばかりが経過してしまう(入塾以来15年も経ってしまった)。そろそろ騙されたと思って、フィロソフィー、アメーバ採算もやってみるか。最近案件が多くて大変だけど、少し落ち着いて来たらまた考えます。

本気にさせる

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今日は盛和塾世界大会初日で、最近入社した二名、亀本くんと櫻井くんと参加した。例年通り、大変熱のこもった参考になる経営体験発表、並びに稲盛塾長のコメントだったが、特に発表者の言葉で印象に残ったのは、

「社員を本気にさせることが経営者の役割」

というものだった。

社員に少しでも楽に、そして良い条件で働いてもらおうと思うのは経営者の親心の様なものである。でも楽して良い結果を残すことは出来ない。結局は社員が本気にならず楽をしてしまうと、会社の業績は悪化して、楽をさせようと思ったその社員を逆に不幸に陥れてしまう。まさしく「小善は大悪に似たり」である。

経営者がすべきことは、一人一人の社員に向き合い、自ら率先垂範して社員に本気になってもらうことだ。人間は誰でも怠けたいと思う反面、一生懸命努力して向上したいと言う心も持っている。そのやる気や良心に火をつけ、必死になって仕事をして自らも成長する機会を与えるのが経営者の役割である。

その意味では、僕は随分と甘い様な気がする。全然厳しいことは言わないしノルマも課さない。待遇はそこそこ良いし、嫌なことも極力やらせない。結果として新人の社員にまで「ぬるま湯の様」と言われたことすらある。それはそれで結果もそれなりに伴っているからいいんじゃないのと思ったこともあるが、実はそうではない。「本気にさせなくてごめんなさい」という状態である。

昨日は「正念場」とか書いたけど、今日は「甘くしてごめんなさい」である。実態は後者だと思うのだけど、皆さん、本気になって頑張ってください。僕も頑張ります。

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