社長ブログ

社長フィロソフィー日記

出来ることに、全力をつくそう。

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東京で地下鉄に乗っていたら、「出来ることに、全力をつくそう。」という広告が出ていた。

しかしこの「出来ることに、全力をつくそう。」とは語感がいいが、矛盾した言葉であることも感じる。「出来ること」と思うのは自分の頭であって、人間は本来「出来そうもないこと」も可能にする潜在能力を持つ。そして「全力を尽くそう」と思えば、自分では120%でも200%でも力を発揮しようとして、やっと本当に100%が出るか出ないという程度だと思う。 

だから冒頭の言葉は、「出来ると思っていること=実は全力の80%位?」に「100%の力を発揮する」 という意味不明な言葉という事になる。従って、

「出来なさそうなことに、全力をつくしてみよう」

というのが正解だと思う。 

特に今は未曾有の事態が日本を襲っている。こういう時は「無理をしないで出来る事をやれば良い」 というより、「出来なさそうなこと、今までやったことのないことに、全力で挑戦してみよう」というのが、少なくとも元気のよい大人の態度だと思う。

当社もこの先どのような市場環境に直面するのかは分からない。しかしこういう時こそ最高業績を更新し、そして新しいビジネスモデル構築にも挑戦していく気概が必要だと思う。そう誓って毎日頑張っていきます。 

東北被災地視察

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報告が遅くなったが、先週の月曜日から木曜日まで、僕が副理事長を務めるNGOのプロジェクトとして東北被災地の視察に行って来た。 下の写真は仙台空港のすぐ近くの様子である。左奥に空港が見え、手前には信号機が倒れている。後ろの家は一階が流され、壊滅状態だ。

名取1.jpg

今回の視察では3泊4日の駆け足で、名取市、気仙沼市、陸前高田市を回った。いずれも津波で壊滅的な被害を受けた場所である。この被害で特徴的なのは、津波が襲った地域は壊滅的な打撃、津波が来ず地震だけだったところは殆ど何ともない点である。だから眼下の集落が流されている地域でも、すぐ高台の家は何ともなく建っているという状況がある。また地震から一ヶ月近く経過した今では、津波被害地域以外では商店も営業し始めている。

これからの課題は物資や寝る場所だけではなく、どうやって地域社会が復興していけば良いかの大きなものだ。元々過疎高齢化地域で漁業や農業に頼って来た地域である。それらが総て津波にやられて、住む場所も産業もなくなってしまった。避難所にいる人たちは多くは高齢者で再起の元気も限られている。

こういう時にこそ、人間としての実力が問われる。どれくらい支援を集める事が出来るか、会社としてどのように貢献出来るか、知り合いや属している業界団体を如何に動かすことが出来るか、行政との繋がりをどう活かせるか。

また近いうちに現地を訪問する事になりそうだ。本業も大事、こういう社会貢献も大事。精一杯頑張って来ようと思います。 

 

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