社長ブログ

社長フィロソフィー日記

心の持ち方

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段々と事業内容が高度化、また周辺分野に拡大していくと、経営者一人がいわゆる「経営者意識」を持っていたのでは追いつかない。「何でも上に相談しておけば良いや」と社員が考えても、実は上司だってそんなに能力があり答えを持っている訳ではない。上司は権威付けのために検討している振りをするかも知れないが、担当部下が考えても分からないものが上司が分かるはずもない。 責任が上へ上へと転嫁され、社長にたどり着く頃にはなんとなく胡散霧消してしまって「誰が責任を持ってるのか分からない」状況になり、その会社はどんどん無責任体質、弱体化していく。 ではどうすれば良いかと言うと、結局は一人一人の「心の持ち方」にかかってくる。「心の持ち方」は、「何のために仕事をしているのか」、「社会にどう役に立ちたいのか」、「そのためには会社はどうあるべきか」がストンと腑に落ちている状態だとも言える。 社会の役に立つため、自分の成長のため、生活が豊かになるためという目標が一致して自分の心の中で矛盾なく前向きの力として動き始めると、公と私の区別がなくなってくる。会社での行動も業務であっても「自らの人生のため主体的に動く」ことになるはずだ。だって全ての時間は自分の人生の時間だから、会社にいても人形のように動くことはなくなるはずだ。 そうやって自らのため社会のために主体的に動く社員からなる会社組織は強い。そういう社員一人一人にとって必要なのは心の持ち方、すなわちフィロソフィーだと言える。 フィロソフィーは考え方であり、一生涯をかけて磨き進化させていくものである。出家した人がお寺で修行するように、人生をかけて修行の一環としてフィロソフィーを学び実践することが大切だ。 当社もそろそろ社内でフィロソフィーを学んでいこうかなと思っている。会社が発展するには主体的に行動出来る社員が必要、そのためにはフィロソフィーが必要と思えるから。これから夏になってアクティブな状況が続くから、少し落ち着いた秋くらいに始めようか思います。僕も学んでいる身なので一緒に勉強していきましょう。

経営の目的

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経営の目的は色々あるとは思うけど、一番大事なことは、「会社の一人一人が主体的な意識を持つ組織を作ること」じゃないかと思う。 「主体的な意識」とは「やらされている」、「仕事だからやらねばならない」という感じとは反対に、自分のこととして自分の判断で行動するということだ。決まったことを仕事だからと言って時には嫌々やるのではなくて、自分の判断と責任で、そして自分が楽しいと思ってある目的を達成するために能動的に行動することである。 人間は自分の意志で良かれと思って行動する時に力を発揮する。ある目標を達成するために自分の頭で考え、自分のためにも頑張る。この意味では公と私とは区別がなくなる。 とすれば会社は、そこで働く個人の目的(やりがい、人格の向上、生活の安定)と会社の目的(社会に対する責任、顧客に対する価値提供、結果としての利益)が一致する時に、一番パフォーマンスが良くなるはずだ。であれば経営の目的は、その二つを一致させ、全員が主体的に考え動く組織を作り上げることである。事業に大義名分がある、一人一人に責任が任されている、自由な発想を受け入れる企業文化がある、上下関係なく意見交換が出来る、自分の貢献が分かり易い、などが主体性を持つ組織に必要な要件だと思う。 最近僕の友人と話していたら、「サラリーマンの僕らでも自営業者のように考えないといけない」という発言があった。僕はそれを聞いて、「組織に属すると主体的に考えなくても済むのか」と逆にちょっとびっくりもした。その友人は主体性の大事さに気づいているのだけど、気づいていない人もいるはずだ。もちろん組織に属していれば常に個人的な責任を問われることはないかも知れないけど、自分の人生に責任を持つ、自分の人生を生きるという意味では立場がどうであれ同じことだと思う。 各社員が皆主体的性を持って考え、行動する。経営者も社員も関係なく「自分の人生」に責任を持つ、それがわかり易い仕組みでやりがいとして感じられる様な仕組みになっている、こういう企業が最も強いのだろう。 経営の目的は各人が主体的に動く組織を作ること、そういう企業カルチャーを熟成すること、これに尽きると思うけどどうであろうか。

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