社長ブログ

社長フィロソフィー日記

往復処理

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仕事の生産性を上げる考え方として「並行処理」のことを書いたが、それももう一つ、「往復処理」と言うものもある。
何かを持っていった帰りに他のものを持って帰る。キッチンでお皿を戸棚にしまったその手で、戸棚の整理を少しして隣の冷蔵庫から何かを出して洗い場に戻る。右に左に動くのだけど、「移動のための移動」はせずに「動くことで何かをする(ex運ぶ)」と言う、往復処理が家事のコツでもあると思う。
仕事でも、何かについて調べたらその周辺の情報もついでに収集するのが「往復処理」だ。せっかく論文を探してログインして何かを探しているのなら、その周辺情報、そのサイトで得られるものは出来るだけ得ておく。そのサイトから「帰る」頃には、当初の目的以上のものが得られている。同行営業をするなら行き帰りは打ち合わせ、出張に行くなら行きは商談材料、帰りにも何か持って帰るべし。一つのことをするのに「往復」は勿体無い。片道ずつ何かミッションを持って移動すべし。そう考えると「(何かが終わって)帰る」と言う概念はなくて、全ては「(何かをするために)行く」と言うことになる。
生産性を上げるのは何も二倍賢くなるとか、二倍働くと言うことではない。無駄をなくし待ち時間をなくし、全てが「成果」に結びつくような動き方を工夫することだと思う。
当社は小粒で社員も少ない。従ってもっと「並列処理」や「往復処理」(それとチーム)の考え方で活動したいと思う。

生産性の高い仕事のやり方

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家事でもそうなんだけど、生産性を高めるためには「並行処理」が必要だと思う。
朝起きて、まずは着替えて一階に降りる。ポットにお湯を入れてスウィッチを入れる、その手で豆を取り出してグライダーに掛ける、寝ぼけている間に食器洗い機で昨晩洗っておいた食器を片付ける、お湯が沸いたらコーヒーの粉をセットしてお湯を少し垂らして蒸らす。洗面所に行って顔を洗って髭を剃って、キッチンに戻ってお湯を追加する。熱くてすぐには飲めないから、仕事の用意をする。スマホでメールなどチェックしながら、コーヒーを飲んでほぼ出来上がり。この間、ちょうど30分くらい。
で、僕が嫌いなのは、お湯を入れて沸くまで待ってる、沸いたら次に豆を挽く、コーヒーを入れて冷ましながら飲む、それからおもむろに洗顔しに行って、終わったら着替えに行く。家を出るまでの間に時間があったら少しは家事をする(時間がなければやらない)という、「単線処理」である。
A、B、C、などの仕事にはそれに掛かる時間というものがあるから、一つずつ行っていたらA+B+Cの時間が掛かる。これをA、B、Cのちょっとした「待ち時間」を利用して同時に並行処理すれば、Aだけを行うのに少しの時間を足すだけで、ABC全ての作業が完了するはずだ。
商品企画も同じようなものだ。コンセプトがある程度固まれば、プロトタイプの試作、実験計画の検討、顧客現場でのサンプル試用の手順、販売になる時の価格戦略検討、販売時のカタログコンセプト、これ位は実は「並行処理」できる。プロトタイプもまだできてない初期段階でも、カタログに何を載せるか載せないのか(どの程度のカタログを作るのか)、価格戦略だって十分検討することができるだろう。それを1、2、3、4、、、と順番に前工程が終わるまで待ってたら、いつまで経っても出来るものも出来ない羽目に陥ってしまう。
当社は中小企業だから、スピード命である。倍働けとは言わないけれど、3つや4つの工程を並行に走らせる段取りに良さ(つまり仕事の筋の良さ)がなければ、単に遅くてしかも少量しか売れないということだからしょぼい話だ。それだと、じっくり確実に大量に売り出す大企業に負けてしまうだけである。
並行処理には頭の中で、全体の工程や時間軸が必要となる。これはこれで難しいと思うかもしれないけど、でもちょっと考えれば分かるでしょうとも思います。

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