社長ブログ

社長フィロソフィー日記

勇気をもって事に当たる

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何か不祥事があったり、不味いことをしてしまった場合にもっともやってはいけないのは、リカバリー策を小出しにしてしまうことだ。世間に知れてしまったことだけを限定的に謝罪し、後から芋づる式に他の不祥事もバレてしまって、対応が後手後手になってしまうことなど、新聞などで読むことが多い。これは保身の心から来ていて、なるべく被害を「最小限」にしたいと思ってしまう。
しかし現実、世間は甘くなくて、一旦そういうことがあると徹底的に叩かれる。「最小限」どころか逆に被害を「最大」にしてしまう。それを避ける唯一の方法は徹底的にその不祥事を取り除き、心から謝罪するしかない。どんなに自分に不利であっても「勇気を持って事に当たる」ことが大事だと思う(企業として人間として)。いつぞや、ジャパネットのタカダが個人情報漏洩かなんかが発覚した際に、なんと販売自粛を相当期間行なった。それによる売り上げ減は約150億円、相当額の損害も出たとは思う。しかしそういう「徹底した」企業対応が、逆にその信用に繋がっているのだと思う。本当に立派だと思う。
指摘されたところだけ、指摘した人にだけ謝っても仕方ない。それすらも中途半端だったら更に信用を失う。当社にそういうことが起こってしまったら、それこそ徹底的に調査をして世間が納得する是正策を打ち出す勇気を持ちたいと思う。

コピペ時代の本質的な価値

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最近社員からの情報でびっくりしたことがある。なんと僕のブログをコピペしてあたかも自分が書いたかの様に偽っている人がいるということだ。もちろん著作権法というものがあるから、(同様にコピペされている当社の他のコンテンツも含めて)慌てて削除されるとは思うのだけど、情報がデジタルになって一瞬にしてコピーペースト、また適当に組み合わせてそれらしきものが出来上がってしまうという、怖い時代になったものである。
ネット情報を組み合わせれば、基本的な情報が集まってプレゼンなんかも簡単に作成することが出来る。だからこそ大学なんかは学生の論文の評価に大変苦労するし、オリジナルと偽物を見分けることがどんどん困難になってくる。
しかしコピペはコピペだから、何も価値を生んでいる訳ではない。簡単な検索で基本的な情報が手に入ること自体は良いことで、だからこそ、「そこから先の創造性」が大事になっているということだ。図書館に行って大量のコピーをして、やっとの事で基本的な事実や過去の研究成果などを調べてまとめることが「研究」であった時代は終わって、その大変な作業を一瞬で出来てしまうからこそ、「そこから先」が勝負となる。コピペで満足してしまえば、それは「何も価値を生んでいません」と宣言している様なもので、簡単に言うと「アホを晒している」状態であると言うことを知らねばならない。
当社はいつも、「そこまで」の事実は一瞬にして理解した上で、「そこから先」で勝負していきたいと思う。それには創造性が必要、オリジナルに拘り、人類の進歩に本当の足跡を残していきたいと思います。

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