社長ブログ

社長フィロソフィー日記

仕事のやり方 (2)

カテゴリー: カテゴリ未分類

当社はチームで動いているが、チームが有効に機能するためには前提がある。それは各担当者が、全体を捉え、先を読み、その都度確実に正しい判断をしていき、それを共有していくということだ。一人一人が全体を踏まえて自分の役割をしっかり果たせば、組織として人数以上の効果を発揮することができる。一人一人が自分の役割の枠を超えて全体を踏まえて自分の仕事をして、日報システムなどを通じて共有しておけば、上司も要らないし会議も必要ない。サッカーでも試合が始まってしまえば、ミーティングや監督の出番はなし、一人一人が自分で判断し自分の責任をしっかり果たした時に、チームとしても機能していく。

チームだからと言って、誰かがサボっていたり頼りにならないことをしていると、個人の集まりよりも悪いことになってしまう。他のメンバーはその人の仕事がしっかりなされていることを前提に動くのに、その前提が崩れればドミノ倒しの様に悪影響が連鎖してしまうからだ。パスが来ると思ってスペースに走り込んだ瞬間に、逆に相手にボールを奪われてカウンターを食らう様なものである。頼れる人が頼れなかったりすると、他の人がカバーに回らざるを得なくなり、そうするとまた次の人が助けに行った人をカバーして、とどんどんマークがずれてきてしまう。

この日までにこの仕事をすると決めれば、必ずかなり完成度の高いものを仕上げなければならない。チームで動いているからこそ、良くも悪くも個人のパフォーマンスが全体に影響してしまうから。ということで、よろしくお願いします。 

叩き台が大事

カテゴリー: カテゴリ未分類

顧客に何かを提案したり、資料を準備したり、何かを企画する際、一番最初に出てくる「叩き台」のスピードと完成度がとても重要だ。

 短い間に、というかやるとなった瞬間に、どの程度のものが必要でどれくらい時間がかかるのか、完成に至る道筋などが頭に浮かんでこなければならない。自分が考える落とし所は大体正しいものでなければならないし、関係者が多数に渡る場合にはそれぞれの立場から見て納得できそうな仕組みになっていなければならない。上司や他の人に見てもらった時に、「それくらいは考えておけよ」と即座に言われてしまうのは失格で、まだまだ修行が足らないというべきだろう。

自分では相当考えて作って、それを短期間の内に必死になって完成させた叩き台でも、更に現場に落としたり想定外の側面が出てきたりして、何度も見直しさせられることは当然ある。しかし最初の叩き台が叩き台にもならない不完全なものだと、役に立たないばかりか関係者をあらぬ方向にミスリードしてしまうという「やらなかった方がまし」という事態になってしまう。それだけ最初の案も、それなりの完成度と、次の段階で検討する人たちが感心して唸るほどの冴えを見せて欲しいものだ。

結局優れた人っていうのは、最初から優れたものを提示するものだ。当社も最初だからと言っていい加減なものを提案したり、検討議題にあげたりするのではなくて、「はい、それで結構です、お任せします」と言って貰えるレベルに達したいと思います。

PAGE TOP