社長ブログ

社長フィロソフィー日記

組織の力

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組織に属するということは、個人の自由が少なくなって窮屈に感じることもあるかもしれないけれど、実は人生を豊かにする可能性がある素晴らしいことだとも思う。

合唱団に属していれば、チームの一員として大声で身振り手振りも交えながら、全身を使って感情を表すことが出来る。そこには譜面があり、合唱団の中の役割があるけれど、ある一定方向に向かって自分の力を発揮することができ、かつそれが合わさりあって全体として素晴らしいパフォーマンスを行うことが可能だ。個人としての役割を果たすことで、個人ではなし得ない一段高いレベルの経験が可能だ。

マラソンの様な個人競技でも同じだ。素人の運動不足の会社員が、フルマラソンに定期的に出場することなんて考えられない。でも会社行事として年に二回も参加していれば(うちの会社です)、そのうちその「考えられないこと」が日常となって、結果として健康な人生が送れる(はず)だ。個人ではとてもやらないことが組織に属することで習慣となるとすれば、これも組織の効用とも言えるだろう。 

会社でも同じことで、ベクトルが揃った集団の中で、それぞれの個人の得意技を活かして全力で貢献する。 皆が同じ哲学を共有して、個人の才能を活かしながらそれらがうまく噛み合うから、全体としてのパフォーマンスも素晴らしいものになる。おそらく個人ではなし得なかった大きなことが、会社という組織のお陰で達成できる。会社の方から見ても、全力で努力する個人がいて初めて全体としての組織力が成り立つ。会社により個人が輝き、輝く個人がいるから会社が良くなるという正の循環が非常に大切で、どちらが欠けてもうまくいかない。

当社は出来れば、個人も会社も輝く組織でありたい。個人の幸せなしの会社の成功はあり得ないし、経営成績の悪い会社が社員を幸せにできる訳もない。ということで、今日も社員の一員として組織のリーダーとして、頑張ってきます。 

公私混同のススメ

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当社では公私混同を推奨している。公私混同と言うと、私益のために公的なものを悪用する的なイメージがあるけれど、当然意味は全く異なる。

よくワークライフバランスが大事だけど言うけれど、ワーク(公)とライフ(私)を分ける考え方には僕は反対だ。を一回しかない人生、しかも人間は公と私を厳然と分けることはできない。仕事の時に家庭やプライベートのことを考えるのはよくあることだし、逆に家族団欒の時でも仕事のことに頭が働くことも普通のことだと思う。

ワークライフを区別しすぎると、人間はダブルスタンダードで判断してしまう。仕事の時は自社の利益、自分の営業成績のみを考え、私人として、親として、一人の住民として、消費者として、到底考えないような論理で仕事上の判断を下し、結果として企業の不祥事にも繋がってしまう。一人の人間としては倫理観もある人でも、仕事となるとダブルスタンダードで判断してしまうのは、ライフとワークを区別し過ぎる弊害だと思う。解決策は簡単で、仕事でも一人の人間として、子供の頃に親や先生に教えてもらったプリミティブな原理原則で判断すること、損得ではなく善悪で判断すること(そしてもちろん算盤も合わせる)、公私を区別するのではなく、合一して考えることだ。 

大事なことは、公的なこと(仕事)や私的なこと(家庭やプライベート)を不可分一体のものとして同時に達成する、できれば両者が矛盾なく、それぞれの側面を充実し合うことだ。仕事が家庭を滅ぼしてはいけないし、逆にプライベートの生活が仕事を疎かにさせてはいけない。両方あって一人の人間が成り立ち、その人生が豊かになっていくのだと思う。

公私混同と言うと誤解されることが多いと思うけど、ライフワークバランスなんてややこしいことを言わないで、 ライフとワークは不可分と理解して、人生をどう良く生きるかを考えたほうが生産的だと思います。

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