社長ブログ

社長フィロソフィー日記

企業の存在意義

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企業が成り立つ源泉は,勿論,顧客が払ってくれる対価だけである.その企業自体が一生懸命やっているだけでは駄目で,その企業からモノやサービスを購入し,その結果としてお金を払ってくれる顧客がいてはじめてその企業は存続しえるのである.

このことは厳然たる事実で,企業の成立の仕方としては他の方法はない.ひたすら顧客に自社の製品・サービスを買ってもらう以外にはない.

とすれば,顧客はなぜその企業からもモノを買うのか.買うには買うなりの理由があるはずである.商品が優れている,価格が安い,デリバリーが早い,営業担当者が便宜を図ってくれる,情報をくれる,などなど,必ずその企業から買うだけの理由があるはずだ.

オンリーワンの企業でない限り,かならず競合相手がいる.自社の顧客が競合ではなく,自社から買ってくれる理由があるはずだ.それがなければいつでもその顧客は逃げていく可能性があるということだ.

よく「顧客第一主義」というけれど,それは当然のことで,顧客しか自社が継続するのに必要な資金を払ってくれる存在はありえない. そうであればなぜ顧客は自社から購買してくれるのか,その理由は盤石なのかは常に問い続ける必要がある.

当社はいわゆる商社で,自社で考え出した商品は数えるしかない.とすればなぜどこから買っても良いメーカー品を当社から買ってくれるのか,当社から買ってもらう際の付加価値は何なのか,本当に当社は顧客から必要とされているのか,などは商社なるからこそ真剣に考えないといけない.

当たり前のことが,目の前のことに忙殺されてなんとなく一生懸命な感じを持つと見えなくなる.シンプルに,顧客が当社にお金を払ってくれるのはなぜかを考えると,結構物事が見えたり恐ろしかったりするものだ.

さて今年もあと二カ月,当社の決算も12月である.ラストスパートで今年も良い成績を残したいと思っています. 

 

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