社長ブログ

社長フィロソフィー日記

来年の計画

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当社は12月が決算期で,今年も100%満足とは言わないまでも,世の中の情勢からすれば順調な数字が達成できそうだ.

そろそろ経営の基盤も固まってきたと思われるので,来年は今年に始めかけた新しい動きを加速化させていこうと思う.

元々僕は会社の実務,毎日のセールスやお金の管理などは一切やっていないのだけど(これでよく会社が回っているなあ),来年は益々(?)現状のビジネスとは別に,「新しい仕組み」作りに力を入れようと思う.

働き盛りの40代の経営者が,雑多な実務から離れて本気になって「仕組み」を毎日毎日考え動いていたら,きっと一年もすれば凄いものが出来上がるに違いない.

現状のビジネスの仕組みはそれとして安定して収益を上げないといけないけれど,当社の社員はそれをきちんと自らまわしてくれる様に育っていると思う.だから経営者の僕は少し前を見て,5年後のあるべき姿に向かって「新しい仕組み」を一から作り上げていく必要がある.

 自社が良い状態にある時に来るかもしれない危機への準備を怠らず,未来への投資を始めることが重要だ.幸い当社はその様な状態にあるのだから,気を緩めずに頑張っていきたいと思います.

消費者は騙せない

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先日の渋澤渡米団で訪問した中で,IBMの副社長にも面談した.彼がIBMの企業姿勢を説明する中で,次の様なエピソードを紹介してくれた.

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ハドソン川に不時着したUSエアウェイズの話は覚えていらっしゃるだろう.あの飛行機が不時着したその時,USエアウェイズ本社では役員会が行われていた.

その会議の最中,会長の秘書が入ってきて,「会長,お孫さんからお電話です」と言うのだ.会長が電話に出ると,孫娘が「おじいちゃんの会社の飛行機,大変なことになっているわよ」と言いだした.「何を言ってるんだね.私は大事な会議中だから,もう切るよ.また後でね」.

その直後にまた別の秘書が急いで入ってきた.「会長,問題発生です」.

孫娘は,ツイッターを使って友達と情報交換をしていたのだ.不時着を目撃した友人のまた友人,そのまた友人が口コミで情報を広げていた.そのクチコミのスピードの方が,当のUSエアウェイズの役員に届くよりも早かったというエピソードである.

IBMの副社長が言うのに,これだけ情報の伝達スピードが速くなると,企業は消費者をごまかすことはできない.商品がどうこうというより,企業姿勢が問われる時代になっているんだ.それに対応するには,正直に真面目に経営を行うしかない.

IBMほどの大企業でも消費者を騙すことは出来ない.しかも消費者は商品だけでなく,企業そのものを見ている.企業経営者としては厳しい時代だが,非常に真っ当な話でもある.襟を正して,頑張っていきたいと思います.

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