会社の目的 (2)
カテゴリー: 経営日記
最近「社会企業」とか「社会起業家」というのが流行っているが、そもそも会社とは社会的な目標を持って運営されるべきものである。 「それをやって儲かるか?」、「それでいい生活が出来るか?」、「それをやって有名になれるか」だけで経営をやってもその企業は長続きしない。最初はそのようにも考えて「私心」だけで起業するかも知れないが、経営者が私心だけで経営していては起業が永続的にそして社員が幸せになることは出来ない。 そこで経営理念と言うものが必要になるのだけど、この理念は経営者と社員が一体となって具体化していくものだ。額に飾ってあって朝礼の時にだけ唱和するものではない。社員の誰に聞いても即返事が返ってくるほど浸透していて、その会社の価値観として定着しているものでなければならない。 会社理念は経営者のためだけにあるのではない。社員の幸せのため、顧客の幸せのため、そして広く社会のために会社が存在することを説くものである。独善的であってはならないし、私心だけのものであってもいけない。しかもその理念は会社が成長していくに従って、段々と進歩、変化していくものでもある。経営者が成長するに従って、考えも学びも深まるだろうから、それに応じて理念も高まってくる。 こう考えると、企業、特に社員や顧客に支持され社会のためになろうとする企業はすべて「社会的企業」だ。しかも経済的にもうまくいっているから、スケールも大きくより大きな良いインパクトを社会に与えることが出来る。 当社もこのような社会的企業として発展していきたいと思います。