社長ブログ

社長フィロソフィー日記

企業の使命

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企業の目的は、自社にしか出来ない使命を見出して、社会を少しでも良くすることだと思う。つまりこれには二つの要素があって、第一は「自社にしか出来ない使命を見いだすこと」、第二は「その使命を果たすことで確実に社会が良くなること」である。 第一の「自社にしか出来ない使命」はいきなりハードルが高い。誰でも出来ることではそんなに意味はない。社会や、もっと直接的には顧客に選択肢は増えるものの、基本的には「どこでも同じ」だから選択肢が多いというより「煩わしいだけ」である場合が多い。典型的には同じような商品を色んな会社の営業マンが毎日売りに来て、顧客からすると「もう間に合っているんだけど」と言う様な状況で、これは迷惑でしかない。 だから企業が存在価値を持ちそれを反映した利益を上げるには、知的に怠惰にならず知恵を絞って「独自の価値」を追求すべきだと思う。他の会社がやっていること、やりそうなこと、自社よりもむしろ他社がやった方が良いようなことは他社に任せるべきだ。それにそんなこと、競争が激しくてましてや大手が参入したりすれば全然旨みのあるビジネスにはならない。本来は知恵を絞って顧客から「これは御社にしか出来ない良いサービス、製品ですね。そういう提案や独自の情報提供をしてくれるなら毎日でも来て下さい」と言われるようなならなければ。 そしてもちろん、その「自社にしか出来ない使命」が社会を少しでも良くするものでなければならない。自社だけの利益を考えていては、短期的には「商売がうまい」様な状態で儲かるかも知れないが、結局自社だけが儲かる仕組みは長続きしない。社会全体を通じて動くシステムを考え、その中で「肝」になる部分を自社が提供し、他の人もそして社会も良くなるような仕組みを考え出し実現していくのが企業経営の醍醐味だろう。 言うは易しだけど、実行には相当の知恵と体力が要る。でもそれで「独創的でかつ社会を良くする会社」になれれば本望だと思います。

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