社長ブログ

社長フィロソフィー日記

考え方

カテゴリー: カテゴリ未分類

稲盛さんの教えで、人生の成果=能力×熱意×考え方、というのがある。能力があって熱意があれば成功の確率が高いが、「考え方」が間違っているとその影響は掛け算で効いてくるということだ。 「考え方」がマイナスの方向を向いていると、せっかくの能力×熱意が全く逆さまの結果を生んでしまう。熱心な知能犯罪者、モラルの欠けた経営者、指導者などはそういう部類に入るだろう。こういう人たちは能力の欠ける凡人達よりもずっと始末が悪い。 逆に考え方が素晴らしいと、多少の能力不足は補ってくれる。熱意があって考え方がすばらしいと、能力の不足を努力で補って大きな成功を収めることも多い。 「考え方が大事」ということだが、仕事は当にこれが当てはまる。社会人だから世間体的に、もしくは給料を貰うためだけに最低限働くということでは、人生の大部分を占める仕事の時間が無為なものになりかねない。仕事は人生における修業の場、精神鍛錬の場なのに、それを無為に過ごしてはどこで魂が磨かれると言うのか。 長時間労働とか毎日徹夜で仕事だけをしなければならないということではない。短時間であっても全人格を傾けて仕事に当たるべきだ。自分が好きなこと、また例えば家族のためなら全力で対処するような気持ちで、与えられた場所で全力を尽くすべきだと思う。滝に打たれる修行者が滝の水が冷たいなどと文句は言わない。快適でないからこそ人格が磨かれることもあるし、仕事なんてそういう意味では、快適な場所で選んだ顧客を相手にして、便利なツールを与えられて面白そうなことが出来る。それに給料まで貰えるのだ。 そう言えば当社にも新人が入ってきたが、まずは「全人格を傾けて一つのことに集中するとはどういうことか」を実践し学んで欲しいと思う。またそうさせて成長の機会を与えることが当社の義務だとも思っている。

PAGE TOP