社長ブログ

社長フィロソフィー日記

恩を返す

カテゴリー: カテゴリ未分類

一昨日は盛和塾の例会で高松に行った。JAL会長職の激務でさすがの稲盛さんも風邪をひいていたようだが、その合間を縫って塾生のために地方にまで出かけてくれている。

何度も強調されることだが、どうして稲盛塾長が我々のためにこんなにボランティアで指導してくれるか、それは中小企業の経営者が立派な人格者になり立派な経営をしていると、その社員の人生が豊かになっていくからだ。稲盛さん一人が数千人の経営者を指導する、そうするとその経営者の会社にいる社員、恐らく数十万人の人生が豊かになり、その家族数百万人の人生に普及していく。

稲盛さんに対する恩を返すのは、彼に直接ではない。稲盛塾長に恩を受けたと思ったら、それは彼の意図通りにより多くの社員に還元していくことだ。

親の恩は親孝行も大事だけど、自分の子供を立派にし親から継いだものを立派にしていくことで恩返しをしていく。恩師から受けた恩は、その先生に返すのではなくて今度は自分が他の人を教えていくことが本当の恩返しだ。

こう考えると社会を良くすることは簡単だ。人は一人で生きていくのではない。色んな人に支えながら恩を受けながら成長し、生きている。その恩をより多くの他の人に「返して」いけば、受けた恩は何倍にもなって社会に還元されていく。皆がこういう心がけをしていたら、社会は絶対に良くなっていく。

僕も高校の先生には大変世話になった。その熱血指導がなければ今の自分はないとさえ思っている。だからその先生に直接恩返しすることも大切だけど、今の高校のクラブの後輩に何倍にもして返してあげたらと思う。

受けた恩は、何倍にもして他の人に返せ。これが本当の恩返しだと思うのだけど、どうだろうか。

PAGE TOP