社長ブログ

社長フィロソフィー日記

情報の整理

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最近ようやく当社でも、真剣に品質保証体制を強化しようと奮闘している。この間から大手メーカーOBの方に来て貰い指導してもらっているのだが、やはり相当基本が出来ていないようだ。 業務改善や契約関係の整備もさることながら、まずは社内の整理整頓が出来ていない。半年に一回くらい大掃除しているはずなのだが、何年も生き残った書類や元商品の「ゴミ」が溜まりに溜まっている。いっそのことこの際改装しようと思いたち、僕のいるフロアーはまず机も棚も総入れ替えすることにした。 それにしても資料や雑誌なども多い。僕も例外に漏れず、読む予定の雑誌や本などが山積みになっているが、これは考え方を変えないといけない。いつか読むだろう、いつか使うだろうという資料を掘り出して活用したことが殆どない。重要な情報は全てパソコンとかサーバーに入っているから、物理的に置いておくべきものは殆どない筈だ。 そもそも「資料が積んである」状態は「流入量が処理量を上回っている」からで、そのままの状態では一生かかっても資料の山が低くなることはない。とすれば、ある時期で見切りをつけて捨てるということが必要だ。 「流入量が処理量を超える」というのはこの情報化社会の宿命だ。昔で言う「仕事ができる人」とは頭の回転 が速くて本をたくさん読み、「知識が多い人」だった様に思う。でも今ではどんなに頭の回転が良くて情報をより多く処理できようと、それを遥かに上回る情報量に溢れている。どっちにしたって総ての情報量を頭に入れておくことは出来ないし、そんなことをしようとしたら時間がいくらあっても足りなくなってしまう。 今の「仕事ができる人」の条件とは、「得るべき情報をしっかり見分け(他は捨て)、考える時間を取れる人」ではないかと思う。電車の中で本を読むのは時間の有効活用だと思うが、それによって莫大な情報を「得ているだけ」なら意味がない。自分の頭でしっかりと考えかつ実践することが(当たり前だけど)大事だと思うのだけどどうだろうか。

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