社長ブログ

社長フィロソフィー日記

自社の役割

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僕は何でもそうなのだが、「自分(自社)の果たすべき役割は何か」をいつも考えている。それは丁度チームスポーツのようなもので、他のメンバーの能力や特徴を考えながら、そのチームで果たすべき役割を考えるのだ。
シュートがうまい奴がいれば、攻撃の時はそいつに決定的なパスを出すためにはどうしたら良いかを考える。自分よりもシュートがうまい奴がいるなら張り合って自分で打たなくてもいい。チームとして機能するにはどこが欠けていてどの強みを強化すべきかを考えた方がいい。いくら能力のある選手が集まっていても、更に上のレベルに行くためには補い強化すべきキーポイントみたいなものがある。それをピンポイントで見つけて自分がその役割を果たすことでずっと強いチームになれるものだ。
会社も同じことで、いわゆる競合会社が自社と同じような顧客に同じ様なアプローチをしている「競合」であるとしたら、それは戦略が間違っているということだと思う。競合会社と競合しないように、市場における独自の誰もやらないアプローチを工夫してこそ「良い経営」というものだ。その場合はライバルは自分自身であって、実は隙だらけ、満たされていないニーズだらけの現実社会で「独自の役割」を見いだせていない(=競合がいる)のはその企業で働く社員、そして経営者の怠慢というものだ。
だから僕はいつも忙しいですかと聞かれると「バタバタしているけれど暇です」と答えている。物理的にはその日は結構忙しいものの、経営者が知的には余裕があって、一ヶ月くらい先の予定が自由になる位でないと「他人が出来る仕事」までやっているとも言えるのじゃないか。会社の状態や市場の状況、隣接業界の事情や将来使えそうな技術に目を配り、「自分しか出来ない仕事」を探してブラブラしているのは悪くないと思う。
という訳で出社もせずにスタバに寄ったりしているのは「知的にブラブラ」しているからで決してサボっている訳ではありません。まあこういうことが言いたかっただけです、はい。

税金

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なんでも今の国家財政は、収入が41兆円、支出が71兆円で差額は国債を発行したり返したりで調整しているらしい。要するに税金を払う額以上に、国家による助けを必要としている額が大きいということだ。

個人としては所得税を払う一方、会社としてはもちろん法人税を払っている。いつも不公平だと思うのだけど、実は法人税を払っている会社は全体の3割しかいない。法人税は企業の利益に対して課税されるから、赤字会社は税金を払わなくて良い。しかも一時的にも赤字を出せば、その赤字は数年に渡って利益と相殺出来てしまう。近年巨額の黒字を出している銀行がこの10数年法人税を納めていないのはこのためだ。

問題は赤字会社だって公共インフラ、つまり道路や国が整備した制度を使っていることだ。しかも黒字化に死に物狂いで努力しているならともかく、赤字企業の社用車は相変わらず高級車だし、いやむしろ税金を払うくらいならと接待や無駄金を使っている会社だって沢山ある。

結局必死で稼ぎ、必死で経費を切り詰めて利益を出す3割の企業が法人税を負担することになる。ほんと、不公平。当社だって税金を払いながら経営しているけれど、それほど税金を払っていない競合企業と比べれても税引き後では折角広げた差が縮まってしまう。本当は消費税や一時話題になった外形課税(企業の支出に対して課税)も併用しないととてもバランスを欠く。赤字企業の経営者は公共道路の端を歩けと言いたくもなる。

とは言いながら、毎年無事に法人税を支払わせていただくのは幸福なことだ。そして結局税引き後でしか内部留保は貯まらないから、あまり文句言わずにせっせと働かせて貰います(十分文句、言ってるか)。

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