社長ブログ

社長フィロソフィー日記

やらないことを決める

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経営に一番大事なことは、「自社がやらないことを決める」ということだと思っている。

当社の場合、例えば、「サービスを提供して時間対価を貰う事業(=いわゆるサービス業)はやらない」、「単純作業はやらない」、「製造行為は原則としてしない」、「一回限りの販売は極力避ける」、「他社が自社よりうまくやることはやらない」、「価格競争には入らない」、「深追いしない」などが挙げられる。

「やらないべきこと」をついやってしまうと、苦手で効率が悪いのに加えて「やるべきこと」までできなくなってしまう。毎日朝出社して退社するまでのたった8時間だか10時間だかの間に、あれもこれも出来るわけがない。

「やらないことを決める」ということは、「やるべきこと」、「自社の経営資源を集中させる分野を決める」ということでもある。

当社の場合は、「業界のインフラとなるような仕組みを構築する」、「リピートが期待できる消耗品を扱う」、「サービスは差別化要因とする(=原則課金しない)」、「他社がやらないものを開発する」、「(製造はしないが)新製品企画を行う」、「回収手段としてワンストップで多くの商品を扱う」、「IT技術を駆使して効率化する」などなど。

漫然と経営するのではなく、やらないこと、やることをはっきりさせることが大事だ。そうすればベクトルも揃ってくるし、「筋が良い話」とそうでないものが自ずと分かってくる。

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