社長ブログ

社長フィロソフィー日記

東北被災地出張第二弾

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昨日まで二回目の東北被災地出張に行って来ました。あまりに色々思うこともあって整理も付かないのだけど、思いつくことは以下の通り。

本当に貴重な現場情報とは、「実施されているニュース」ではなくて「満たされていないニーズ」の情報であると思います。よく芸能人がある場所で炊き出しをした、とても感激してもらって良かった、などというニュースが流れます。勿論それは良いことで、感謝している被災者の人が沢山いることも確か。

でも本当に重要なのは、そういう「満たされたニーズの情報」ではなくて、「未だ満たされないニーズの情報」のはず。マスコミは前者のニュースでなくて、「ないもの」のニュースを発信しないといけない。

例えば被災後一ヶ月も経って、未だにご飯などの炭水化物しか食べていない避難民も沢山いる訳です。野菜やタンパク質がなくて、健康状態にも問題が生じかねない。「炊き出しでこんなのを食べた」という情報はニュースで流れても、例えば「この避難所では今日も肉は出ませんでした」というニュースは(当たり前だけど)流れない。 

こういうのって企業活動でもまったく同じで、重要な情報とは「満たされたニーズ」ではなくて、「満たされないニーズを創造的な方法でどう結果を出すか」とうことでもある。

話は全然違うかも知れないけれど(でも実は繋がっている)、当社の社員も順番に東北支援に出していこうと思っています。何もないところで様々な緊急のニーズに応えるにはどうすれば良いか、これは人間力が問われている現場です。そこに放りこんで、その人がどういう結果を出したかでポテンシャルが計れる。そして実際に実施すれば、とても良い経験になると思うのです。

まあそんなこんなで非常にバタバタしています。でもこんな経験は二度と出来ないと思うから、能力を最大限に発揮して困っている人たちのためになりたいと思っています。 

 

出来ることに、全力をつくそう。

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東京で地下鉄に乗っていたら、「出来ることに、全力をつくそう。」という広告が出ていた。

しかしこの「出来ることに、全力をつくそう。」とは語感がいいが、矛盾した言葉であることも感じる。「出来ること」と思うのは自分の頭であって、人間は本来「出来そうもないこと」も可能にする潜在能力を持つ。そして「全力を尽くそう」と思えば、自分では120%でも200%でも力を発揮しようとして、やっと本当に100%が出るか出ないという程度だと思う。 

だから冒頭の言葉は、「出来ると思っていること=実は全力の80%位?」に「100%の力を発揮する」 という意味不明な言葉という事になる。従って、

「出来なさそうなことに、全力をつくしてみよう」

というのが正解だと思う。 

特に今は未曾有の事態が日本を襲っている。こういう時は「無理をしないで出来る事をやれば良い」 というより、「出来なさそうなこと、今までやったことのないことに、全力で挑戦してみよう」というのが、少なくとも元気のよい大人の態度だと思う。

当社もこの先どのような市場環境に直面するのかは分からない。しかしこういう時こそ最高業績を更新し、そして新しいビジネスモデル構築にも挑戦していく気概が必要だと思う。そう誓って毎日頑張っていきます。 

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