社長ブログ

社長フィロソフィー日記

目の前の担当者に負けてはいけない

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GWを返上して東北支援に行っている社員の報告があった。どうも行政の担当者が協力的でなくて、結構現場で振り回されている状況である。

やはり東北の閉鎖的な文化の影響だろうか、外部からいきなり「助けてあげますよ」という姿勢ではなかなか受け入れられない。都会人からすると助けようとしているのだからどうして断ったり、受け入れに消極的になるのか分からないが、それが文化(の違い)というものだろう。

 それはそれとして「被災者を助ける」という目標からはぶれてはいけない。目の前の担当者はテンパっていて余裕がなくてイライラしていて、多くは自分の家族や親戚も亡くなってしまっているかもしれない普通の人間である。この一ヶ月間休みも殆どなく働いている人にナイスな対応を求める方が酷かもしれない。

大事なのは、目の前の担当者の態度にもめげず、なんとかして被災者に支援が届く様にする執念だと思う。担当者が不親切であることによって本来届くはずの支援が届かない人たちは本当に不運だ。それが不運になってしまわない様に、現場の支援者はあらゆる障害を乗り越えて支援者にたどり着かねばならない。

当社の社員ならそんなの軽く越えてくれるだろう。ぶれることなく、障害を越えて頑張ってください。 

俺は頑張っているんだ!

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今回の東日本震災被災地支援を通じて、たまに(特に行政の人から)聞く台詞がある。「行政も精一杯頑張っているんだ、出来ることを必死でやっている!」というものである。 

はっきり言って、その人が頑張っているとか頑張っていないとかは関係がない。被災地の住民がどういう状況にあるか、その改善のために何をしないといけないかが問題であって、支援に当たる担当者たちがどう忙しくて必死なのかは関係がない。

いや、必死で頑張っているのは分かるけど、その個人的限界と世の中のニーズとを混同しないで欲しいと思う。自分が無理なら言うべきことは「俺は必死で頑張っている」ではなくて、「私は限界だから次のこの人に話をしてください、私自身の限界は単なる個人的限界であって、それが支援のボトルネックになってはいけない」と言うのが本当だと思う。

仕事も全く同じで、担当者が限界まで頑張っているというのは会社としては言い訳にならない。特定の担当者が限界ならその次、その次の担当者も限界になればまたその次、誰もいなくなったら増員もしていくというのが「市場ニーズに応える」ということだと思う。別に担当者にもっと頑張れ(もしくはサボっていると責めている)ということではなくて、限界なら限界で単に別の人に振ってくれたら良いのになあと思う。

支援活動にコミットして社員の人たちも良い経験が出来ていると思います。成長してくれるかな。 

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