本気にさせる
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今日は盛和塾世界大会初日で、最近入社した二名、亀本くんと櫻井くんと参加した。例年通り、大変熱のこもった参考になる経営体験発表、並びに稲盛塾長のコメントだったが、特に発表者の言葉で印象に残ったのは、
「社員を本気にさせることが経営者の役割」
というものだった。
社員に少しでも楽に、そして良い条件で働いてもらおうと思うのは経営者の親心の様なものである。でも楽して良い結果を残すことは出来ない。結局は社員が本気にならず楽をしてしまうと、会社の業績は悪化して、楽をさせようと思ったその社員を逆に不幸に陥れてしまう。まさしく「小善は大悪に似たり」である。
経営者がすべきことは、一人一人の社員に向き合い、自ら率先垂範して社員に本気になってもらうことだ。人間は誰でも怠けたいと思う反面、一生懸命努力して向上したいと言う心も持っている。そのやる気や良心に火をつけ、必死になって仕事をして自らも成長する機会を与えるのが経営者の役割である。
その意味では、僕は随分と甘い様な気がする。全然厳しいことは言わないしノルマも課さない。待遇はそこそこ良いし、嫌なことも極力やらせない。結果として新人の社員にまで「ぬるま湯の様」と言われたことすらある。それはそれで結果もそれなりに伴っているからいいんじゃないのと思ったこともあるが、実はそうではない。「本気にさせなくてごめんなさい」という状態である。
昨日は「正念場」とか書いたけど、今日は「甘くしてごめんなさい」である。実態は後者だと思うのだけど、皆さん、本気になって頑張ってください。僕も頑張ります。