社長ブログ

社長フィロソフィー日記

本気にさせる

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今日は盛和塾世界大会初日で、最近入社した二名、亀本くんと櫻井くんと参加した。例年通り、大変熱のこもった参考になる経営体験発表、並びに稲盛塾長のコメントだったが、特に発表者の言葉で印象に残ったのは、

「社員を本気にさせることが経営者の役割」

というものだった。

社員に少しでも楽に、そして良い条件で働いてもらおうと思うのは経営者の親心の様なものである。でも楽して良い結果を残すことは出来ない。結局は社員が本気にならず楽をしてしまうと、会社の業績は悪化して、楽をさせようと思ったその社員を逆に不幸に陥れてしまう。まさしく「小善は大悪に似たり」である。

経営者がすべきことは、一人一人の社員に向き合い、自ら率先垂範して社員に本気になってもらうことだ。人間は誰でも怠けたいと思う反面、一生懸命努力して向上したいと言う心も持っている。そのやる気や良心に火をつけ、必死になって仕事をして自らも成長する機会を与えるのが経営者の役割である。

その意味では、僕は随分と甘い様な気がする。全然厳しいことは言わないしノルマも課さない。待遇はそこそこ良いし、嫌なことも極力やらせない。結果として新人の社員にまで「ぬるま湯の様」と言われたことすらある。それはそれで結果もそれなりに伴っているからいいんじゃないのと思ったこともあるが、実はそうではない。「本気にさせなくてごめんなさい」という状態である。

昨日は「正念場」とか書いたけど、今日は「甘くしてごめんなさい」である。実態は後者だと思うのだけど、皆さん、本気になって頑張ってください。僕も頑張ります。

正念場

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 先週は僕も月曜日から金曜日まで東北被災地支援活動に出張していて、また日頃の8割くらいはこの関連の仕事で時間が一杯だ。当社の技術コンサルタントの菅野くん、川端くん、石川くんも出ずっぱり、残された戸島さん、前田くんが通常業務を何とかこなしている状況である。

東北で相当時間を取られている菅野くん以下三名も、被災地活動の合間を縫って開発プロジェクトやまたトンボ帰りで通常の研修活動も行っている。僕の号令で、東北支援は行うけれど通常業務も減らさない、そして営業目標は(だからこそ)必達と指令しているから、社員はさぞかし大変なことだろう。

当社はこの時期が一番売上の多い時期で、つまり繁忙期と被災地支援が重なり、また新プロジェクト、新規事業も同時に立ち上げているから、頭も混乱してくる。僕もボランティア団体の支援新規プロジェクトの話と営業案件、開発案件が同時並行していて、どれもきちんと見ていかないといけないから、結構忙しい。 

と言う訳で当社は今、正念場である。人員が少し多くなったの思ったらたちまちこの忙しさで、でもどれも一生に何度もない得難い経験でもある。人間追い込まれればなんとかなる。多少の睡眠不足や無理は承知での活動である。 おそらくこの秋までの大変さだろうから、社員の皆さん、自分の与えられた責任を完璧に果たして、一段と成長していってください。

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