歩いたり走ったり
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昨日は社員僕を入れて13名で徳島マラソンに参加してきた。前日は観光日和の春らしい良い天気の中、午後から営業打ち合わせ会議、なのに翌日はなんと注意報も出されるほどの暴風雨でした。
コースは吉野川の堤防なので特に風が強く、突風が吹くと身体を斜めにしないとバランスが取れない状態。よく台風のニュイースでアナウンサーがバタバタとはためくレインコートを着て放送しているけど、まさにあんな感じでの42キロ。予想通り練習不足の僕はなんとか5時間切るくらいのワーストで、28キロを越える辺りから歩いたり走ったりの状態になってしまった。今までは幾ら遅くても「歩かない」ということを主義にして頑張っていたのだが、昨日は太ももが痛くなったり足首に激痛が走ったりととても走れない状態(練習不足)、で、仕方なく完走目指しての歩いたり走ったりの状況に陥ってしまった。
で思ったのだが、「遅くても走り切ること」と「歩いたり走ったりして完走すること」は全く違うスポーツだということだ。僕で言うと同じフルマラソンでも、4時間を切る(まだ遠い目標)、4時間30分を切る(歩かない、多分この辺りが実力)、5時間を切る(後半は歩いたり走ったりする)というのは全然違うレベル、違うスポーツと言っても良い位の違いがある。今までは苦しくなったら歩かず立ち止まって脚を伸ばしたりしてまた走り始めたのだが、今回止まらずに歩くことに切り替えると同じ様に回復する。その間200メートルとか300メートル、もしくは1キロ近く進んでいるのだから、残り10キロの中では大変大きいし、劇的に楽である。歩いた距離を42キロから引けば、「35キロマラソン」位になるんじゃないかと思う。だから「歩かずに完走する」と「歩いたり走ったりで完走する」ではこんなにも違うのかと感じた次第です。
経営でも同じことが言えると思う。同じ「会社経営」でも、売上規模が違えばやっている「種目」が違う。赤字経営、ぎりぎり黒字経営や、また経常利益10%以上経営ではやり方も厳しさも、何もかも全く違うのだと思う。低利益率、低成長率で良いと思えば相当心理的には楽だし、働き方もそれなりでも可能かもしれない。でも一旦高い目標を掲げると、同じ「会社経営」とは思えない程難易度が高く、レベルの高い働き方、考え方が求められるのだと思う。
当社はどうせやるなら、しっかりした利益率の高い、社会貢献度の高い経営を目指したいと思う。それは僕の4時間切りと同じ様に厳しい戦いになるかもしれないけど、早いうちに実現出来る様に頑張りたいと思います。