社長ブログ

社長フィロソフィー日記

小さな組織のいい加減な経営

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当社はつくづく「いい加減な」組織だと思う。決まりごとは殆どないし(原理原則はある)、書類もないし稟議もない。肩書きだって適当に勝手に付ければ良いし(「社長」以外。給料は変わらないし)、権限だってどこまでどうなのか、よく分からない。
こういう組織の良い点は、言い訳が効かないことだ。やってみたいこと、新しいプロジェクト、顧客に対する提案、新商品の扱いや開発も、提案した人がいればポジションに限らず「やってみれば」と言われるだけだし(営業担当者だって商品開発をやってる、開発担当者だって営業する)、実績がなかなか出ないことを何かのせいだと言えば「その障害を解消するので頑張って」と言われてしまう。社内の他人を使うのも良し、他社の人を使うのも良し、経費を使うのも良し、「で、結果は?」と最後に言われるだけだ。あれ、これは厳しい点?
そして毎日日報などを通じて細部まで報告し、僕もかなり細部まで見ているから、良くも悪くも「分かる様に説明してくれ、しっかりと提案書類にして稟議に回してくれ」と言われる猶予?手続きもなく、そのままダイレクトに自分の活動情報が社内全体に伝わってしまう。
組織が小さいと良いのは(多分50人位まで)、「誰が責任者か」明確に分かるということだ。どんなプロジェクトだって事業だって、新商品だって最後に「で、結果は?」と問われる個人が特定出来てしまう。なんとなくプロジェクトチームでやって何となく結果が出た、結果が出ないということもない。結果をその部門長が負うってこともない(「部」という概念も余りない)。あのプロジェクトは「誰々のプロジェクト」で、そのプラスマイナスや戦略的な意味を考えれば、その個人は会社にとって黒字か赤字か、投資か浪費かすぐに分かる、分かってしまう。
あれれ、当社の「いい加減な経営」を嘆いていたのに、いつの間にか「厳しい経営」みたいになってきた。いい加減な組織だと逆に個人がクローズアップされ、隠れる場所もないってことかな。まあ言いたいことは、各人が個人で責任(=コミットメント、やり込み)を持って自由闊達に仕事をしている(して欲しい)ってことです。勿論、社員が仕事に打ち込む分、僕も負けずに細部、大所高所からコミットメントしていきますよ。

新しいことを生み出す能力

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組織の中で生き残る条件とは、新しいものを生み出す能力、実績があることだと思う。しかも一回だけではなく、継続的に次々とレベルを上げて実績を上げていかねばならない。
昨日までやっていた仕事はどんどん効率化、定型化していって、自分よりも下の人に渡していく。そして自分は既存の仕事に埋もれて安住するのではなく、常に自分の仕事をリセットしていって新しいものに挑戦していくことが大事だ。
新しいこと=成功するか分からないこと=リスクなのだが、リスクを取らないリスクが確実にあることも覚えていなければならない。同じ仕事ばかりやっている=リスクを取らない人間は、組織に取ってはいつかはお役御免になってしまう存在である。企業が成長するには必ず「新しいこと」が必要なのだから、いつまで経ってもそれを生み出さない人材は徐々に居場所を失っていく。
会社も全く同じことだ。リスクを取るリスク、リスクを取らないリスクの両方を見極めて、常に新しいことに挑戦し続けていかねば、未来はない。当社もこのことを肝に銘じて頑張っていきたいと思います。

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