社長ブログ

社長フィロソフィー日記

長所を活かす経営

カテゴリー: カテゴリ未分類

人が一生懸命に働くインセンティブは、人から評価されたい、社会のためになりたい、家族のために稼ぎたいということで、簡単に言うと「長所を活かして評価されたい」ということだと思う。だから会社経営のチームワークも、それぞれの良いところを見つける、性格を読む、その人のモチベーションを考える、もちろん足らないところを他の人で補うというアプローチが効果的だと思う。それに得意なことをやって貰ってこっちも褒めるのは、出来ない部分を叱るよりも余程気楽だし。
逆に、短所を指摘されて改善する努力や、社会の非効率や悪いところを直そうとする「正義心」というのは働く上のインセンティブとしては、とても難しいというか、レベルが高いモチベーションだと思う。「これは良くないことだから是正すべきだ、物事はこうあるべきだ」というのは確かにそうかも知れないけれど、人間、そんなに出来た人ばかりではないから、大変疲れる仕事だと思う。警察官や法曹関係者、行政関係者とか、大きな駄目な組織をリストラしていったりするのは大きなエネルギーが要るし、本来の「褒められたい」人間の性格からして相当難易度が高い仕事だと思う。
会社経営、スポーツのチーム、ボランティア団体の運営なんかは上記の一番目の「褒められたい人たちを褒める」アプローチの方が簡単で有効だと思う。僕も色んな組織を見ているけれど、自分に合っているのはこっとの「褒める」やり方だと思うし、豚も褒めれば木に登る、虫好き(当社の専門家)もおだてれば売れる商品を開発するってもんだ。
まあおだてれば何でもやるというのは冗談だけど、やはり人の良いところを活かしてやりたいことを実現しながら、社会のためにもなる仕組みを考えたいと思う。まあそれが僕の得意なことだと思うから。

PAGE TOP