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社長フィロソフィー日記

限界を超える?

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限界に挑戦すると良く言うけれど、何が限界と言うかは気をつける必要がある。フルマラソンに挑戦し、自分の限界を超えるとか言って30キロ辺りからヘロヘロになりながら、死ぬ気で頑張ってようやくゴールする。これは「限界を超えた」と見るかは微妙だ。だって確かにしんどいことをしたには違いないが、そのしんどさは単なる練習不足から来るものだから。
素人でも「限界に挑戦する」とか言うなら、少なくとも半年位は毎日1時間10キロくらい練習して、それで当日も頑張って走って初めて「限界」とか「精一杯努力して」と言えると思う。走るのが専門であればこれが毎日30キロとか40キロになるんだろうけど、働きながら「限界まで努力する」とはその半分以下としても、やっぱり相当努力の余地がある。
必死で頑張ったのに目の前の顧客を説得出来なかったとして、それはその時頑張っただけで明らかに準備不足ってこともよくある。テストの日にだけ頭を振り絞っても「限界まで頑張った」ことにはならない。1年くらい必死でひたすら勉強して当然その日も必死で頑張って、「精一杯努力した」と言えるしそれでも「限界」とは言わない。人の限界はずっと遥か彼方にあるし、軽々しく「限界」なんて言葉を使うのもはばかられる位、遠くにあるものだ。
会社経営も同じ、普通の努力で普通のことをしていて経営がうまくいかないと嘆くのは、普段からジョギングくらいしかしていないのに、フルマラソンで3時間切りたいと言っている様なもの。稲盛さんも「誰にも負けない努力」を経営哲学で教えている(稲盛さんの言う、「誰にも負けない努力」は本当に尋常じゃないけど)。
という訳で、勝手に「限界」なんか作らないで、凡人はひたすら努力あるのみです。頑張ろうっと。

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