投資は寄付
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企業活動の一環として当然投資を行っている。今年は防虫技術共同開発センターを立ち上げ、会社の敷地内に新棟を建築して体制を整えている。この開発センターは「共同」と謳っている通り、業界で必要とされているニッチで専門的な防虫技術を具現化した製品、新しい技術を共同で開発していこうというものだ。各メーカーや異業種、勿論ユーザーである専門業者も一緒になって力を合わせて新しいものを開発していく。これは勿論当社の「投資」であるが、目的は業界全体のレベルアップに繋がるものという意味では、業界貢献、もっと言うなら社会に対する貢献、つまり「寄付」みたいなものである。
当社で10年以上も行っているセミナー活動も、究極的には自社の売上増に貢献しているものの、無料で行う業界貢献、そして社会貢献みたいなものである。そ「急がば回れ」というか、「情けは人のためならず」というのか、世の中が良くなって自社にも恩恵を被るという意味では、これも「投資」であると同時に「寄付」の意味合いも強いと思う。そう言えば現在社員が一名、NGOのミッションと一緒にミャンマーに行っているが(ミャンマー山岳地帯のマラリア撲滅案件)、これも投資なんだか寄付なんだか分らない活動ではある。
考えてみると当社の投資活動はこういった、自社に留まらない寄付的な要素が強い様に思う。それは僕の好みの問題かもしれないし、もしくは投資とは本来自社の枠組みを越えて業界や社会に貢献する様なものでないと、結局はうまくいかないという、普遍的な経済原理かもしれない。いずれにせよ、当社は「寄付」的な社会貢献投資を行っていく。そしてそれは必ず当社に還ってくるし、会社の成長に役立つ(と信じて)。