社長ブログ

社長フィロソフィー日記

官僚主義

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「官僚主義」や「お役所仕事」という言葉は官僚の方や役所で働く人にとってはずいぶんな表現だと思うけど、本来の趣旨を深く考えることなく前例に従うだけであったり、リスクをリスクを感じられなかったり、逆にチャンスをチャンスと捉えられない「固い頭」は、思考停止としてうおくないんじゃないか良いと思う。
「規則でこうなっていますから」という理屈も、誰が何のために決めた規則でどこまで強制力があるのか、規則のそもそもの主旨は何で他のもっと良い方法はないのか(その検討すら許されないのか)、「前例はこうなっていますから」というのも同じで、前例の前提条件や環境はどのようなもので、現在は事情が変わっていないのか、中身をしっかり吟味して考える必要がある。要するにしっかり考えようってことです。
会社組織はそもそも誰に言われて作られたものではなく、資本主義社会において誰かが思いつきや志しを持ってわざわざ作られた仕組みのことである。どんなサービスを提供しても良いし、その領域に留まっておく必然性もない。自由に考えて自由に世の中にその存在意義を問えば良い。受け入れられれば会社は発展するし、そうでなければ消滅するだけの話である。
同様に、「決める人=責任者がいない会議」、「そもそも決めることが目的でない会議」は全く無駄だと思える。結論を出さない会議って殆ど単語としても矛盾していて、会社がそもそも何かの目的をもって設立された組織であることを考えると、「決めない」ことは会社としての活動ではない(井戸端会議?)。
目的や方法論を常にゼロベースで考えるというのは、受験勉強に明け暮れてきた人たちには結構難しいことでもある。人から与えられた受験問題に対して、これまた人から教えてもらった解答方法を深く考えずに受け入れることだけに専念すればするほど、上がっていく成績と反比例して社会で本来使える能力は失われていくという悲劇(喜劇?)が生じていると思う。真面目な子どもが一番使えないという、おかしな現象もあるのではないかと感じる。
当社はいつも、「そもそも?」とか「こんなんどう?」ということばかり考えている。もちろん社内でも思いつきのアイデアを思いっきり否定されることもあるのだが(大体は僕自身)、それはそれとしてゼロベースで世の中の課題を直面し、自社の出来ることを探し出し、ユニークな方法でそれを解決することが仕事の醍醐味じゃないかと思う。これからもめげることなく、自由に(ちょっとおちゃらけているかもしれないけど)、頑張っていきたいと思います。

説明しにくい当社のビジネスモデル

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最近、雑誌に当社のことをのせていただく予定があったり、中途採用をしようとしていて求人のための取材を受けたり、はたまたパーティーでたまたま隣に座ったコンサルタントの方に対してとか、あらためて「当社はどういう会社か」ということを説明させていただく機会が多い。
しかし毎回説明しだすと軽く1時間や2時間は経過してしまうという、なんとも迷惑なオチになってしまう。これは当社が何かを製造していたり、サービスを提供していたり、そしてその対価を頂いている会社であれば説明もおそらく簡単だろうが、当社の発想として、世の中で当社と同じようなことをしている会社、特に大企業がやるようなこと、国が制度として確立しているような業種(例えば保険業とか金融とかの規制業種、建築士とか医師とかの資格商売)は全部やらないと決めているからかもしれない。
当社がやりたいのは、ニッチ産業においてかつボトルネックになっている点にピンポイントに注力すること、つまりニッチ業界かつレバレッジ戦略だ。業務用防虫業界はニッチで、その中でメーカーでもなくサービス業でもない、当社のような商社のような開発型企画型の企業は競合は殆どない。オープンイノベーションのための防虫技術共同開発センターを作ったり、住宅メンテナンス系の事業組合を組織化したり、業務用ソフトウェアを開発したり、全国セミナーを開催したり、ミャンマーの感染症媒介蚊対策のためにNGOと協力したり、東日本震災でいろんなプロジェクトを立ち上げたり、社長の自分でもよくわからないくらい(でもよくわかっている。当たり前か)、活動は多岐にわたっている。こういう分野には特に大企業なんて到底入ってこない。
そういう方針で(どういう方針?)、かつ国際的にも学術的にも、そして世の中の経営手法で当社にあったものをすべて試してみて良いものは採用し、かつ顧客に対しても自信の持てるアプローチで営業や提案をする訳だから、勝てる確率は当然高くなる。
業界内で顧客からも評価され信頼され、売り上げも収益性も向上させることが出来れば(だいたいそうなっている)、次はこの業界(=防虫業界)を発展させて、社会問題のまたボトルネックになっているピンポイントに注力し、この業界が貢献できる部分を増やしていくことが、(二重の意味で)レバレッジが効く様になっている。中古住宅流通活性化に向けて住宅メンテナンス組合で不動産会社向けに超ニッチサービス(でも超重要)を全国展開したり、殺虫剤の使えない食品工場で薬剤に頼らない防虫方法を開発したり、社会の課題を解決するためのインフラづくりにチャレンジしていたりする(テコの部分しかやらないけど)。
この様に説明すると、たいていの人はよく分からなくなる。(1)ニッチ業界でのレバレッジ戦略、(2)業界自体のレバレッジ戦略を企画、サポートすることが当社の仕事って、まあ説明しにくいこと、このうえない。当社社員の前職(または専門)も、ソフトウェア、証券会社、35歳新卒博士くん(昆虫学)、広告会社、薬剤師など、学歴も様々で大学、大学院、専門学校、高卒とこれも不問に近い。
という訳でよくわからない会社ですが、一度話を聞いてもらえるとよくわかります(と思う)。月末位から中途採用活動を初めて始めるので、興味のある方はどうぞ。フルマラソン、必須科目ですが(冗談の様なほんと)。

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