社長ブログ

社長フィロソフィー日記

悪気のない思考停止

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結果を出すには、やはり完璧な準備が必要だと思う。いちかばちかやってみるのは素人で、結果が求められるプロなら、考え得る最高の準備や検討を(しかも短時間に)やってから勝負に挑むものだ。
一番悪いのは「悪気のない思考停止」で「こう考えてこれを依頼しました、後は結果待ちです」というものだ。「こう考えて」の部分もどこまでそう考えたのか深さを問われるし、仮説も一つではなくてAもBもCもあり得る。そして何かを依頼した相手の信用、能力、反応、スピードも、依頼する前からある程度は予測してA’、B’、C’を想定してあらかじめ動いておくということも必要だと思う。
結局仕事ができる出来ないというのは、「そういう展開になるに決まっているじゃないか」という相当確率の高い事象をも予想出来ずに、答えが出てから次の展開を一から考えるという、試行錯誤が多いということ(事前準備の不味さ)だと思う。勘が良い人というのは直感に優れている訳ではなくて、要するに思考停止せず、あれもこれも考え、しっかりと準備した結果として試行錯誤が最小限に抑えられて、効率良くすいすい行っている様に見えるだけだと思う。「要領が悪い」というのは能力の問題ではなくて、要するに「怠慢なだけ」だとも思える。
だから「要領の悪い人」に怒るのは当たり前だ。能力がないなら仕方ない、可哀想だと思うだけだが、単なる「怠慢」であれば、自分や与えられた仕事に対してそれほど注意を払ってもらっていないことの表れの様な気がするからだ。
当社の社員はそうであってはいけない。あらゆる事態を想定し、深く考え、仕事にコミットし、試行錯誤を最小限に抑えて真摯に仕事をして貰いたいと思います。

継続すること

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仕事をするのに必要なのは、(1)意義、(2)方針、(3)方法、(4)数値、(5)スピード感であって、どれが欠けても良い結果は生まれないと思う。(1)意義と(2)方針は主に経営者から発せられるけれど、優れた経営者(リーダー)であれば、(3)(4)(5)についても具体的なイメージを持つべきだと思う。
意義や方針だけを年頭に発表したり会議の冒頭でぶち上げたとしても、具体論と期日を設定しないと何も始まらない。Todoリストを作ってしっかりと追いかけるという地味な作業を1年2年、5年10年と続けられるかがその組織の成否を分けるのだと思う。仕事をきちんとして成果を出すのは本当に地味な作業だ。目の前の事象に一喜一憂することなく、良い時も悪い時も10年20年と継続して努力し、少しでも良くなることを続けるのが本当の仕事だ。
当社はこれまで十数年に渡って継続して実績を上げている。平均すると毎年10%程度だけど、それも十年以上続けると最初に比べて規模で3倍になる。つまりまた10年これを続ければ、最初の10倍となるのだが、それでやっと中堅企業の仲間入りくらいの数値である。これを遅々としたと捉えるか、着実と捉えるかは分からないけれど、焦ることなく今後も継続は力なりでやっていきたいと思っています。

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