社長ブログ

社長フィロソフィー日記

上から目線、下から目線

カテゴリー: カテゴリ未分類

ビジネスを営むには、業界トレンドや政策を分析したりして「世の中こう変わっている、こう変わらなければならないから、この様な経営を行うべきだ」という「上から目線」と、「私どもが対象にしているお客様はこういう考えでこういう要望を持っていて、当社はそれに応えるためにこいういうことまでやってます」という現場での「下から目線」の両方が必要だと思う。
勉強ができる人は「上から目線」に偏りがちで、自社の売上計画を立てるのに業界規模を推定してそこからシェアを考えて、「100億円市場でまずは5%は取れそうだから目標5億円です」とか言ってしまう。それに対して「世の中の大きなことは分からないけれど、とりあえず昨日来たお客さんはこんな値段でこんなの買っていきました、一日30万円売れるので、月商600万円年間で1億円いける様に工夫を重ねています」というのが「下から目線」での計画だ。
まあどっちもどっちなんだけど、「上から目線」だけではいつまで経っても「総論で正しいけれどどうしても数字がいかない、儲かってない」ということに陥るし、「下から目線」だけでもいつまで経っても「貧乏暇なし」っていうことにもなり得る。大事なのは、「上から目線、下から目線を行ったり来たりすること」で、総論で正しく、戦術でミクロな工夫を重ねる、ミクロの工夫を仕組み化していってスケールメリットを出していくという戦略が必要だ。
抽象的な政策論では人は付いてこないしお客さんもワクワクしない。かと言ってミクロな話しばかりでも先行きどうなるの?って不安を覚えてしまう。「上から目線」と「下から目線」を両方使って、細かくも夢とスケール感のある経営を行っていきたいと思っています。

弱ければ負ける

カテゴリー: カテゴリ未分類

ワールドカップブラジル大会が始まって、観戦の日々が始まった。週末は長男の水球と次男のサッカーの予定を睨みながら(というか完全に予定を支配されながら)過ごすことが既に慣例になっていて、家庭内ではいつも「勝った、負けた」の議論ばかりしている。
日本代表は大事な初戦でコートジボアールに負けてしまったのだが、「自分たちのサッカーが出来なかった」時は必ず「相手が優っていて、自分たちのサッカーが出来なかった」ということだし、「ばててしまった」のは「相手についていくのが必死で、体力が続かなかった」のだし、「シュート数が少なかった、精度を欠いた」というのは、「相手のディフェンスが良くて、シュートまでいけなかった、そもそもボールを持つことすら出来なかった」というのが正確な解釈だろう。観ている方は「実力は同じ様なものでどちらもチャンスがあり、その試合でより頑張った方、戦術に優った方が勝つ」という前提で評論もなされるが、そもそも個の力やチームとしての完成度に相当差がある場合もあって、分析するまでもなく「強いチームが勝った」としか言いようのない試合も当然ある。
コートジボアールとの戦いも、日本が仕掛けた攻撃がたまたま繋がってシュートも偶然入ったのに対して、コートジボアールのシュートは運悪く外れてしまったということが確率的に連続すれば勝てたくらいの実力差があったと思った(確かにサッカーではこういうこともあり得る)。考えてみれば日本人で海外で強豪チームで活躍しているのは長友(と岡崎)くらい、後は二部リーグ所属(長谷部、清武)か全然活躍していない(香川、本田、吉田)くらいしかいない。対してコートジボアールはドログバ、ヤヤトゥーレを含めて欧州リーグで中心として活躍している選手が多く、かつチームとしてのランキングも日本が46位、コートジボアールは23位になっている。色んな分析があるだろうけど、要するに日本は「弱いから負けた」としか言いようがないなあと思えて来る。
会社の勝ち負けも同じ様な話しで、一人一人の能力を高くてどんな相手にも自分の長所を発揮出来るくらいの「本当の実力」があって、正確に早く案件を捌き、日頃から他人から他社から頼りにされている社員が集まっている集団が、正しい戦略の基に戦えば、短期的には運が悪くても中長期的には繁栄、成長していくのは当然の成り行きだと思う。市場原理に従って、弱ければ負ける、強ければ勝てるという単純で公明正大な、つまりは言い訳の効かない世界がビジネスだから、スポーツと同じで結局は強くならねばならないということなのだろう。ということで当社は負けるのが嫌なので、ひたすら強くなる様にメンバーを増強し戦略を立て、真剣に実力を上げていきたいと思っています。

PAGE TOP