社長ブログ

社長フィロソフィー日記

公私混同のススメ

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当社では公私混同を推奨している。公私混同と言うと、私益のために公的なものを悪用する的なイメージがあるけれど、当然意味は全く異なる。

よくワークライフバランスが大事だけど言うけれど、ワーク(公)とライフ(私)を分ける考え方には僕は反対だ。を一回しかない人生、しかも人間は公と私を厳然と分けることはできない。仕事の時に家庭やプライベートのことを考えるのはよくあることだし、逆に家族団欒の時でも仕事のことに頭が働くことも普通のことだと思う。

ワークライフを区別しすぎると、人間はダブルスタンダードで判断してしまう。仕事の時は自社の利益、自分の営業成績のみを考え、私人として、親として、一人の住民として、消費者として、到底考えないような論理で仕事上の判断を下し、結果として企業の不祥事にも繋がってしまう。一人の人間としては倫理観もある人でも、仕事となるとダブルスタンダードで判断してしまうのは、ライフとワークを区別し過ぎる弊害だと思う。解決策は簡単で、仕事でも一人の人間として、子供の頃に親や先生に教えてもらったプリミティブな原理原則で判断すること、損得ではなく善悪で判断すること(そしてもちろん算盤も合わせる)、公私を区別するのではなく、合一して考えることだ。 

大事なことは、公的なこと(仕事)や私的なこと(家庭やプライベート)を不可分一体のものとして同時に達成する、できれば両者が矛盾なく、それぞれの側面を充実し合うことだ。仕事が家庭を滅ぼしてはいけないし、逆にプライベートの生活が仕事を疎かにさせてはいけない。両方あって一人の人間が成り立ち、その人生が豊かになっていくのだと思う。

公私混同と言うと誤解されることが多いと思うけど、ライフワークバランスなんてややこしいことを言わないで、 ライフとワークは不可分と理解して、人生をどう良く生きるかを考えたほうが生産的だと思います。

仕事の仕方

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社会人は大人だし、社会人になって20年も30年も経てば、働き方って自分で自分なりの常識が出来てきてしまうのが普通だとは思う。でもそれで通用するかどうかはまた別の話で、自分の常識では「ちゃんと仕事しています」と思っていても、顧客や市場からは「そんなんじゃあ、全然話にならない」ってこともあり得ると思う。

仕事をするのであれば、少なくとも最善を尽くさなければならない。最善を尽くすということは、「もうこれ以上は出来ない」というところまで考えて実行することだ。本当はもっと出来るけどと思える範囲では最善ではないし、それは顧客に対しては当然だけど自分に対しても誠実でない態度だと思う。

 そして最善を尽くしたからと言って、それで顧客が満足するわけでも世の中が良くなる訳でもないかもしれない。ベストエフォートではなくてしっかり結果を出すことが社会人の責務だとすれば、頑張りましたでは済まないというのが厳しい現実である。楽天の三木谷さんも、ベストエフォートでは不十分で、何が何でも結果を出す、ゲット・シングス・ダン(Get things done)を求めている。

 まあ当社の社員は、努力賞がないことくらいは分かっているとは思うけれど、 「これ以上は出来ない」というところまでは甘えず頑張って欲しいと思います。

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