社長ブログ

社長フィロソフィー日記

結果を出さない努力は努力しないより駄目

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もう題通りの話なのでが、仕事においては「結果を出さない努力は何もやらない方がまし」だと思う。

製品開発では「あれも検討しました、これも実験してみました、でも結果として製品にはなっていません」というのはただの経費の無駄遣いで、実験などに要した費用や人件費の分だけマイナス、それならじっと座って貰っていた方がましくらいの話である。ビジネスにおいて製品開発とは、「製品になるギリギリの先端的な技術を盛り込んで売れる商品を作ること」であって、「出来たらいいな」というものを目指して結局実現できない、何の製品も実現しないことではない。それはそれで基礎実験をやればいいのだけど、基礎実験はとりあえず今売る製品を開発してその利益が出ている内に次の技術を検討することであって、今何もないのに努力だけすることではないと思う。

営業活動でも企画でも同じ、「いろいろ努力してやってみましたが結局形になっていません」というのは学校では評価されるが(社会に出れば結果を出してねという意味で)、 ビジネスマンとしては全然駄目である。昔の人はそれを「下手な考え休むに似たり」と言ったのだろうが、「下手な努力、有給取る方がまし」というのがビジネス格言だ。今日可能なベストの売り上げ、利益をあげて、その利益が出ている内に次のことを考えるというのが正しい姿だと思う。

今あるものでベストなものを世の中に出すというのは、今困っている人のためになる。何も提供せずに「今、すごいものを提供するために努力しています」というのは不誠実で、少しでも今より問題解決になるものを提供するのが誠実な姿勢だと思っています。 

仕事のやり方 (2)

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当社はチームで動いているが、チームが有効に機能するためには前提がある。それは各担当者が、全体を捉え、先を読み、その都度確実に正しい判断をしていき、それを共有していくということだ。一人一人が全体を踏まえて自分の役割をしっかり果たせば、組織として人数以上の効果を発揮することができる。一人一人が自分の役割の枠を超えて全体を踏まえて自分の仕事をして、日報システムなどを通じて共有しておけば、上司も要らないし会議も必要ない。サッカーでも試合が始まってしまえば、ミーティングや監督の出番はなし、一人一人が自分で判断し自分の責任をしっかり果たした時に、チームとしても機能していく。

チームだからと言って、誰かがサボっていたり頼りにならないことをしていると、個人の集まりよりも悪いことになってしまう。他のメンバーはその人の仕事がしっかりなされていることを前提に動くのに、その前提が崩れればドミノ倒しの様に悪影響が連鎖してしまうからだ。パスが来ると思ってスペースに走り込んだ瞬間に、逆に相手にボールを奪われてカウンターを食らう様なものである。頼れる人が頼れなかったりすると、他の人がカバーに回らざるを得なくなり、そうするとまた次の人が助けに行った人をカバーして、とどんどんマークがずれてきてしまう。

この日までにこの仕事をすると決めれば、必ずかなり完成度の高いものを仕上げなければならない。チームで動いているからこそ、良くも悪くも個人のパフォーマンスが全体に影響してしまうから。ということで、よろしくお願いします。 

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