社長ブログ

社長フィロソフィー日記

チャンスのミスは二点分

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春になってから休み中は母校の水球を観に行くことも多くなってきた。この時期はシーズン本格化の時期で、なるべく多くのチームと練習試合をする良い機会だ。

母校のチームは長らく低迷気味で、インターハイ、国体といったいわゆる全国大会には近年出場できていない。様々な要因があるだろうが、今年は久々にメンバーや指導者が充実し、希望の持てる年になりそうである。

で他校との練習試合を観ていて改めて思ったのだが(そして試合後に選手にも話をした)、「チャンスでのミスは二点分の失態である」ということだ。カウンターアタックをして味方選手が数的有利を作って必死に泳いでいる時に、イージーなパスミスをしてしまう。攻守が入れ替わって逆に相手に得点を決められてしまうケースだ。一見なんでもない、不注意に近い基本的なミスなのだが、「得点チャンスを潰した」ということで一点マイナス、「逆に相手にイージーなチャンスを与えて決められてしまった」ということでもう一点マイナス、合計二点分不利な結果をもたらしてしまう。

この二点を取り返すためには、素晴らしいシュートを決めるだけでは単に一点分しか取り返したことにならない。シュートを二回決めて(しかもその間相手には点を決めさせないで)やっとチャラになる勘定である。従ってイージーなミスをする位なら、単にチャンスを活かせない方がまだまし、ボールを持ってじっとしていた方がましって話である。水球は二桁得点くらいしか入らないから(例えば10対5とか)、二点と言えばとても大きい。4クウォーターでこういったミスを1回ずつすればそれだけで得点差8点分のマイナス、すなわち絶対に勝てることはない。

これは仕事でも同じ、前に一歩進むところがバカなミスを犯し、逆に競合にしてやられてしまうことは、プラスマイナスで二点分の失態ということ、会社カルチャーとしても「チャンスは必ず決め切る」ということを徹底していきたいと思います。

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