社長ブログ

社長フィロソフィー日記

全体像を考える

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経営者としとして大事な(というかほぼ唯一の)仕事は、「会社が儲かって社会に貢献できる仕組み」を考え出すことだと思う。目の前の仕事(業務?)をひたすら行うだけでは一人分の成果しか生み出せないが、仕組みづくりがうまくいけば多くの人の努力が合わさってより大きな成果を生み出すことができる。しかも100倍の人(=100人)が関わって100倍の成果ではなくて、100倍のチームで1000も10000も成果を生み出すことも可能なのが、仕組みの面白いところである。

で、仕組みを作るにはどうすれば良いか?それは「全体像」を頭の中で描くことでヒントを得られると思う。全体像とは、狭く見るといろんな活動を行っている自社、少し広く見ると業界全体、もう少し広く見るとその産業、大きく見ると社会全体ということである。その「全体像」において自社がどのような価値を生み出しどのようにビジネスを行っているかを理解することが大事だ。プロサッカーの世界でも、その局面でのプレー、試合の流れを通した戦術、シーズンを通して結局一番多く勝つにはどうするべきか、毎年どのような選手を獲得すべきか、数年単位でどのような選手を育成すべきかという、長短の時間軸、他チームとの関係といった勢力図を頭に描いて、強いチームを作っていくというのが経営者、もしくはチームリーダーの仕事である。

こういう「全体像」を常に頭に浮かべながら、一見ボーっとしながら(本当にボーっとしている時も多いけれど)もしくは泳いだり走ったりしながら、皆をあっと言わせるビジネスモデルを考え出す経営者になりたいと思っています。 

世界で通用する力

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サッカーの日本代表が発表されたが、外れたフォワードの大久保が文句を言っていたらしい。確かに大久保はJリーグでは結果を残している。得点王の常連だし、このところ熟練味も増して活躍しているのは確かだ。

しかし世界の強豪を相手に戦う代表選は全く事情が異なる。海外組偏重という批判は、世界のサッカーと日本のそれとのレベル差を無視した議論だ。球際が弱いとされる日本では通用しても、体格的にも強力な相手には全く通用しないということがあり得る。ある程度フリーの状態では針の穴を通す素晴らしいパスが出来ても、身体を寄せられながら高速でドリブルしている時に同じことができるとは限らない(普通は出来ない)。国内で活躍している選手が海外チームから破格の条件で勧誘されないのは、それなりの(日本でしか通用しないという)理由があるのだと思う。

世界の強豪を相手に戦うのだから、日頃からそれらの選手に揉まれて鍛えられている選手を選ぶのは当然だと思う。逆に言うと、日頃からどのレベルで試合をしているか、レベルの高い本番と同じような現場をどれだけ踏んでいるかが大事だということだ。 練習一つとっても、練習だからといって緊迫した試合ではありえない様な練習場面を設定しても役に立たない。練習だからこそ、本番よりも過酷な条件で取り組むことが大事で、だから鍛えられる=練習、なのだと思う。

これは仕事も同じ。仕事は常に本番なのだけど、本番で通用しない活動をしていても意味はない。売る商品を開発するのにとても売れそうにない商品の実験をしたり、とても顧客に受け入れられない、広まらない様なサービスを考えていたり、結果が出なさそうな「筋の悪い」ことをしていてはダメだと思う。 

当社は常に本番、ここ一番の試合を想定して仕事をしていきたいと思う。二軍で活躍していても意味がない、世界を相手に通用するプロでありたいと思います。 

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