往復処理
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仕事の生産性を上げる考え方として「並行処理」のことを書いたが、それももう一つ、「往復処理」と言うものもある。
何かを持っていった帰りに他のものを持って帰る。キッチンでお皿を戸棚にしまったその手で、戸棚の整理を少しして隣の冷蔵庫から何かを出して洗い場に戻る。右に左に動くのだけど、「移動のための移動」はせずに「動くことで何かをする(ex運ぶ)」と言う、往復処理が家事のコツでもあると思う。
仕事でも、何かについて調べたらその周辺の情報もついでに収集するのが「往復処理」だ。せっかく論文を探してログインして何かを探しているのなら、その周辺情報、そのサイトで得られるものは出来るだけ得ておく。そのサイトから「帰る」頃には、当初の目的以上のものが得られている。同行営業をするなら行き帰りは打ち合わせ、出張に行くなら行きは商談材料、帰りにも何か持って帰るべし。一つのことをするのに「往復」は勿体無い。片道ずつ何かミッションを持って移動すべし。そう考えると「(何かが終わって)帰る」と言う概念はなくて、全ては「(何かをするために)行く」と言うことになる。
生産性を上げるのは何も二倍賢くなるとか、二倍働くと言うことではない。無駄をなくし待ち時間をなくし、全てが「成果」に結びつくような動き方を工夫することだと思う。
当社は小粒で社員も少ない。従ってもっと「並列処理」や「往復処理」(それとチーム)の考え方で活動したいと思う。