社長ブログ

社長フィロソフィー日記

やはり差別化は大事

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また久しぶりの更新になってしまったが、いつでも書けると思えばついつい書かなくなってしまう。最低月一回更新を心がけます。
この間、またジョギングしながら思いついたのだけど、技術革新が進んだ現在において、「他人と違うことをやればどんどんプレミアムが付いてくる、一方他人と同じことをやっていればどんどんディスカウントされていく」ということだと思う。
生産技術が進化していて品質も安定しているから、ほぼ同じ様なものが大量に効率的に生産されていく。何を買っても一定の満足度があって十分役に立つから、差別化要因は価格しかない。安ければ売れるし同じ品質なのに高ければ売れない。世界中で最も安いところで作られた製品が入ってくるから、その価格競争はどんどん熾烈になっていく。これはサービスも同じことで、教育が行き届いた先進国においては、どんな人でもある程度は出来る人、文字も読めるし書けるし礼儀もそれなりに良い。そうすると同じ様に「それで十分」なレベルのサービスの差別化はやはり価格しかない。利益を減らすなり企業がブラック化するなりして、なんとか競争していくしかなくなってくる。
一方で、他人がやらないこと、他社が全く提供していないサービス、製品を提供すれば、つまり十分に「差別化」されていれば、その価格はどんどんプレミアムがついてくる。品質が2倍しか違わないのに、価格は10倍20倍になり得る。品質が同じ(=1倍)であれば価格はどんどん下がってくるのに、品質が少し上回れば、価格はどんどん上がってくる。両者は絶対値としては少しの違いでも、相対的には数十倍異なってくる。
これは人材についても言えるだろう。他人と同じことをやって同じ結果しか残せなければ、安くてよく働く社員が良いに決まっている。他人と少しでも違うことをやって差別化していけば、貴重な人材として市場価値は上がっていくだろう。感覚的に言っても、世の中では能力が2倍なら年収10倍という感じがする。なので富めるものはより富んでいき、貧しいものはより貧しくなっていくということである。
当社はなるべく過当競争(レッドオーシャン)には入っていかない様にしている。自社のニッチを見つけ、他社がやらないことをやり、そしてプレミアムが付く経営をしていきたいものだ。そのためには社員も含め常に本質を考えて創造的な仕事をしていかねばならない。ということで、社員のみなさん、頭使って差別化していきましょう。

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