社長ブログ

社長フィロソフィー日記

経営の目的と実行方法

会社の存在意義は、

  1. 社会に貢献すること
  2. 仕事を通じて社員が成長し、また豊かな生活を送れること

しかないと思う。
以上の目的を永続的に、様々な経済環境の中で高いレベルで達成するためには、高収益であり続け、新しいことに挑戦し続けることが必要だ。財務的に安定し高収益でないと少しの逆風で社会貢献や待遇を改善し続けることができなくなってしまう。高収益であれば、将来に向けた投資が出来る。
従って、経営の目的は、社会貢献と従業員の物心両面の充実を実現しながら、高収益なビジネスモデルを考え出し、実行していくことだ。これしかない。
以上のことは言うは易しであるが、実現の仕方も明らかだ。会社の存在意義はそれらしかないと本当に思うこと(潜在意識に染み込むまで思うこと)、そして常に高収益なビジネスモデルを考えること、誰にも負けない努力をすることだ。こんな「簡単なこと」で素晴らしい経営が出来ると思っている。
努力することは一番確実で、目標の実現には近道だと思う。マラソンで4時間を切りたければ毎月200キロ走れば良いし、200キロ走るには月に20日間、毎日たった1時間走れば良い。3時間切りたければ、それらを倍にすれば良いだけの話である。近道はなく、その道を通れば必ず目的を達成できる。
社会に貢献し、従業員の物心両面の充実を実現するには、もう少し努力が必要だ。複数のことを同時に行い(並行処理)、顕在意識でも潜在意識でも高収益なビジネスモデルを考え(重層処理)、情報を共有して協力して動けるチームを作る、フットワーク軽く現場に行く、健康を保ち、常に明るく前向きに考える。
今年ももう半月が経過してしまって後51週しかないのだが、常に原点に戻って毎日毎時考え実行していきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

事業の意義、目的を明らかにする

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僕が所属している盛和塾では、稲盛塾長の経営12か条が基本的な考え方となっている。その第一条が、「事業の目的、意義を明確にする。公明正大で大義名分のある高い目的を立てる。」というものである。

「事業の意義、目的」とは、会社の活動が社会貢献に繋がっているか、つまりどの様に利他になっているかを明確にするということである。売り上げとは顧客に自社の製品やサービスを買って貰うことだから、当然ながらそれらが顧客のためになっていなければならない。そして顧客ニーズの総体が社会ニーズであり、社会的意義であると言える。すなわち、大上段に「事業の意義、目的」を考えなくても、自社の製品・サービスが如何に目の前の顧客に役に立っているのかを考え、それってどの様な社会ニーズに貢献しているのか?を深く考えていけば良いということになる。
顧客に買って貰えれば自社の利益になるが、あくまでそれは副次的なことで、社会ニーズを満たすことで、結果として高収益になることが王道である。高収益であることで社会により貢献できる仕組みづくりにお金を使えるし、会社が永続的に安定的に運営するための原資となる。働く社員の物質的な幸せも実現することも出来るので、高収益であることは絶対に必要なことだ。
そして会社で働く主体の社員が、人間として成長することが大事である。だから「仕事を通じて社員が成長すること」も重要な会社の目的に挙げたい。そして働き方としては、自分が得意なことで貢献して欲しいと思う。得意なことでないと生産性が低いし、それは他の得意な人にやって貰った方が良い。だから当社では、情報共有や助け合いを重視したチームワーク経営を目指している。実はこれは当社と他社との関わり合いも同じことで、当社は得意なこと、つまり防虫技術や知識、ネットワーク化、仕組み化を活かして会社同士の協力関係で社会に貢献しようとしている。生産が得意な会社、サービス提供が得意な会社、ソフトウェア会社、要素技術を持つ会社、また大学などのアカデミックな人たちとも協力して、社会にインパクトのある活動を全体として行いたいと思う。
ということで当社の事業の意義、目的を整理すると、以下の様になると思う。
  1. 防虫技術を活かし、衛生的な環境を提供する仕組み、住宅資産を守る仕組みを作る
  2. IT化を進め、生産性を高める
  3. 働く社員が人間的に成長する

そして結果として、他社を巻き込んだネットワークが構築され、当社も高収益になっていくはずである。という訳で、今年もこの目的を達成するために、社員一同頑張っていきたいと思います。

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