未来を予測する
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最近、またブログの更新頻度が下がっていることを社員の前田くんに指摘され、サボっててはいかんなと思い直して再開。
最近の社会はコロナの話題がずっと続いていて、社会や経済のあり方も強制的に大きな変化が起こっている。GDPの昨年比が四半期でマイナス30%近いなんて、誰が予想したことだろうか。ほとんどのイベントが中止になり、出張がなくなり、在宅勤務も普通のことになっている。今年は1年間、ずっとステイホームな感じでつい半年前まで会食や旅行、出張に明け暮れていたのが嘘のようである。
とは言え、世の中は動いているし動かさないといけないから、ではどうやってこの新しい状況に対応するか、そしてそこから進歩していくかが課題となる。当社では、以前から(多分20年前から)インターネットやソフトウェアを使って情報共有に務めていたり、組織の階層・役職をなくしたり、稟議などの書類仕事をなくしたり、チームワークを重視して成果主義を採用しなかったりしてきたから、今のリモートワークにもほぼ完全に対応出来ていると思う。リアルなセミナーもウェビナーに変更し、以前よりも頻度をあげて開催したりもしている。もちろんプラス面とマイナス面もあるのだが、これも「新しい現実」に対応して、生産性や付加価値を向上させる試行錯誤として、そのうち常態になっていくのだろうと思う。
で、未来は正しく予測出来ないのは確かなのだが、コンピューター科学者でパソコンの父と呼ばれるアラン・ケイの言葉が秀逸だ。曰く、
「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだすことである。」
なかなか出来ることではないけれど、新しいことを始めて、それが世の中に普及して「当たり前のこと」になると、一部分であっても「未来を創った」ということだから「予測は当たった」ということになるのだろう。
当社は、防虫業界というニッチな場所にいるけれど、その未来を創っていきたいと思う。人工知能を使った防虫モニタリングの仕組みを開発しているのだが、それも未来を予測し創り上げることだ。また一戸建て住宅を長年に渡ってメンテナンスする仕組みも開発している。これも普及すれば、未来の一部を自ら創ることになる。新しいことはチャレンジングだけど、成功するまで諦めずに頑張りましょう。