社長ブログ

社長フィロソフィー日記

勝負ごとの面白さ

昨日は、次男が出場した水球の早慶戦の観戦をしてきた。結果として慶應の四連覇という偉業?を楽しませて貰った。試合後の保護者との飲み会も大盛り上がりで、頑張った選手のおかげでこちらも良い思いをさせて貰った。試合自体は拮抗したもので、ラスト4秒で慶應の同点シュートが決まり劇的な同点、ペナルティシュート合戦で接戦をものにした。
勝てば号泣しながら肩を組んで応援歌を謳い、負けた方は呆然としてしばらく立てずにいる。そんな明暗が付いてしまうのが勝負ごとだ。分かりやすいと言えば、これほど分かりやすいものもない。常に勝者の側に立つ訳ではない。今日は勝って感動の涙を流すこともあれば、明日は負けて絶望の淵に立つ場合もある。勝負の結果は本当に運みたいなものが左右することが多い。実力が拮抗していたら、結果がどちらに転がっても全然不思議ではない。
たかが大学スポーツで、しかもそんなことで泣いたり笑ったり出来るのも、平和な国で恵まれた環境にいる者たちの特権といえば特権である。彼らは社会に出て、それほど嬉しかったり悲しかったりすることがあるのだろうか?社会人になって仕事をして、それだけの感動を覚えることがあるのだろうか?と疑問に思ってしまう。
これは逆に言うと、経営者に対して突きつけられている課題でもある。社員がそれほどにまで感動する場面を作れているか?そもそもそれだけ打ち込むべき仕事を生み出せているか?当社が意識的に「無茶振り」をさせようとしているのは、「普通でない」仕事を経験し、とんでもない努力をして苦労もし、その結果が大失敗であろうと大成功であろうと、泣いたり笑ったりする経験を積んで欲しいからだ。会社をあげてマラソンに参加するのも、非日常の感動がそこにあるからだ。
無駄な苦労は意味がないけど、高い目標に挑戦して努力を積み重ねた結果としての成功や失敗は、人間を成長させると思う。だからこれからも挑戦する会社でありたいと思います。
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