社長ブログ

社長フィロソフィー日記

良き思いが良き人生を作る

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先週の日曜日は恒例となった那覇マラソンで社員合わせて14人で参加してきたり、その後すぐにタイに飛んで洪水後の蚊の駆除プロジェクト立案のために一泊四日(機内二泊!)で出張したりとイベントの多い一週間だった。これらの報告はまた後ほどするとして、今日は昨日参加した盛和塾例会での感想。

「良き思い」が良き結果に繋がり、(少なくとも)長期的に見ると充実した人生が送れると言うこと。 「良き思い」と言うのは他人のことを思いやり、明るく前向きに、驕りを捨て、また一生懸命努力しようと言う気持ちのことである。確かに経営をしていると、儲けを考えたり他人を出し抜こう、自社が良ければ良い、自分が良ければ良いと言う気持ちになり勝ちで、短期的にはそういうことに長けた人が成功することもある。でも長期的に見れば自分だけが良ければ良いという考えでは繁栄は続かない。

そもそも人生の目的は魂を磨くことで、仕事や経営を通じ、また自分が一生懸命努力していることを通じて立派な人格者になることだ。その結果成功したとしてもそれはたまたま「自分」がそういう役割を神様から担ったもので、別に「他の人」でも良かったのだから自分の手柄の様に奢り高ぶることはいけない。あくまで謙虚に奢らず。

まあこんな内容で、長年盛和塾で勉強している自分に取っては何度も何度も聞いた話なのだが、(学びが浅いのか)いつもいつも新しい発見がある。

人生において仕事が占める割合が大きいから、仕事の上でプラスの意識を持ち最大限の努力をし、謙虚にして奢らずという態度を取れば人生もうまくいく(少なくとも長期的に見れば)というのは経営者に取っても社員に取っても励みになる言葉だと思う。

今月のプレジデントに載っていたJAL再生の特集も凄かった。短期間にあれだけの(痛みも伴う)意識改革、そしてV字回復の業績を見ると「良きことを思う」ことのパワーは本当にすごいなと思う。まだまだ学ぶことはある。これからも頑張ります。 

未来を信ずる力

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先週母校の水泳部を見に行って(まだ温水でないプールで泳いでいる)、後輩である監督と立ち話をした。彼が言うには(数年前から言い続けている)、「最近の生徒は少しやってみて出来なければ『自分には向いてない』と言ってすぐに辞めてしまう」とのことだった。

続けて「これはやはり高校に入るまでの経験が悪いと思う。塾に行って偏差値で志望校を決められ、『自分はこんなもの』と小さい頃から何度も叩き込まれている。無茶なことには挑戦しない。また自分がやりたいことをやるのではなく、『やった方が良いと親や周りから言われたこと』を満遍なくやる傾向がある」。

これって成熟した社会の特徴かも知れないけれど、ほんとに寂しいことだ。国の競争力が下がってくる過程とはこういうだと思う。皆が「自分はこんなもの」と思って、高い目標に挑戦しなくなり、とても耐えれそうもないことを耐えていかねば、どうやって飛躍や成長があるのだろう。 

将来は誰にも予測出来ない。「自分はこんなもの」とは一体誰が決めれるのだろうか。世の中を変える、夢を実現させる、出来そうもないことをやり遂げるみたいなことが人生の醍醐味であって、「出来そうなことを過不足なくやって、適当に時間(人生)をやり過ごす」なんて面白くも何ともない。

確かに100人挑戦して1人しか成功しないこと、統計的にはそうかもしれない。でもその「1人」に自分がなると信じること、これも力だ。信じて努力した人だけが実際にその「1人」になれるから、実際は数人間の勝負かも知れない。100人の生徒を前にして「99%無理だから止めなさい」というよりも、「自分を信じれる一人になりなさい」と言う方が本当だと思う。結果的に駄目だったとしても人生は長い。次の勝負がある。そして最初から諦めた99人よりもずっと得るものが多いと思うから。 

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