社長ブログ

社長フィロソフィー日記

スナップショットでは何も進まない

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よく会議をする会社では、いわゆる「市場のスナップショット」を撮ることに熱心になってしまうことが多い。「こういう市場環境で、何事も何かと難しいんですよ」と評論はするのだけど、評論は評論であって、いわゆる静的分析だから、動的な企業活動にはそれ自体はあまり役に立たない。

企業活動はダイナミックなものであるべきで、要するに「何かをやってみてその結果を瞬時に捉えて反応する」運動みたいなものである。やってみないと分からないし、あれこれ静的分析を加える暇があったら、小さくても何かをやってみて、「こうなったんで次はこうします」というのを如何に高速で回すことが出来るかが勝負になる。

楽天の社訓的なものはそれをうまく表してある。

1. 常に改善、常に前進
2. Professionalismの徹底
3. 仮説→実行→検証→仕組化
4. 顧客満足の最大化
5. スピード!!スピード!!スピード!!

考えながら(仮説)、実行し、反応を見て(検証)、改善する、そのサイクルを高速で回す(スピート!)というものだ。決してスナップショットを撮ることに満足はしていないからこそ、短期間であれだけの企業連合になっている。

当社も成長の踊り場に来ている様で、更なる成長を続けるには、立ち止まらず、ひたすらスピード感を持って経営に当たらないといけないと思います。

歯車になる

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歯車になると言うと「組織に埋没して個性を失い、何も考えずに機械的に回り続ける存在」のような悪い印象があるけれど、社会において自分の選択と努力によって、「意味のある歯車」になることはむしろ望ましいことだ。
歯車は小さな存在だけど、他の大小の歯車と相まって大きな活動を生み出す。自分だけでは出来ないことを他の存在と協力して実現するのみならず、他の歯車にとっても自分の歯車はなくてはならない存在である。
そして小さな歯車であればある程、逆にそれを回すのには余程の力が必要だ。小さくて力の強い歯車はそれだけで大変価値が出てくる。
社会において自分の思いだけ、自分の都合だけで動いても迷惑なだけで全然社会に貢献出来ない。それよりも自分の力や才能を見極め、最も自分が役に立つところに自分を組み込んで大きな社会運動に変えていくことが大事だと思う。
当社の経営も同じ様な方針で考えている。自社が儲かるためにやりたいことをやるのではなく、社会に大きく貢献するためには自分しか出来ない、欠かさざる役割は何かを考える。それはあたかも「社会の小さくても意味のある歯車」になろうとしてるかの様である。
こう考えると歯車って悪い言葉ではない、むしろ「あなたは社会においてどんな歯車ですか」という質問にしっかりと答えれるようにしていきたいと思います。

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