社長ブログ

社長フィロソフィー日記

シンクロニシティー (2)

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思ったことがたまたま現実になる、似た様なことが続き様に生ずることをシンクロニシティー(同時性)と呼ぶらしいが、僕には昔からよくそういうことが起きる。
会いたいなと思った人にたまたま出会すことは結構あって、例えばシンガポールで宿泊先ホテルの前でタクシーを待っていたら、下車してきた先客がまさにその時会いたかった(日本の)取引先の人だったり(で、ホテルも同じだった)、山手線に飛び乗ったら、目の前にそろそろ連絡しようと思っていた人がいたり。外国の路上で大学のクラスメートに会ったこともある。
社会貢献をできる事業を始めたいなと考えていたら、日本人のレジェンド企業家の方(カンブリア宮殿出演、今年の初めケニアでお会いした)から、除虫菊農園を一緒にやらないかとお誘いがあったり、ふと思い立って有機農作物ベンチャー企業家に会いに行ったら、ベンチャーキャピタリストを紹介して貰って、彼らが社会的インパクト投資の専門で面白い接点が出来そうになったり。高校の後輩のM&Aの話の相談に乗っていたら、翌日当社にもそういった出資機会の紹介が舞い込んで来たり。
水球関係でも、日本代表チームへのサポート、茨木ウォーターポロクラブへのコーチ招聘、来年のチームづくりに関わる様々な環境づくりが同時にリアルタイムで進んでいて、これまた「同時多発」状態である。また公益社団法人日本国際民間協力会の方も、新人が入って組織の見直しを行ったり、来年からの新規事業を練っていたり、あれこの話は会社だったかこちらだったか、たまに分からなくなる様な感じである。
多分偶然なんだろうけど、こちらが求めていることが神様に伝わるのか、似た様な話が同時多発的に生ずるのが面白い。もちろん同時多発的な案件を全部やる訳ではないけれど、そういう「流れ」ってあるんだろうなと思う。
そう言えば、久々に当社の知財関係をお願いしている弁理士の旧友に電話したら、同じ時間帯のフライトで大阪に移動するらしい(で、僕も今羽田空港)。大阪に到着したら一緒にお好み焼きを食べることになった。これも一つのシンクロニシティーか。あ、先ほどもJALラウンジで当社にソーラーパネルを設置してくれた、同じ経営塾の仲間にもばったり会った(彼とはよくばったり会う)。
まあという訳で、僕も当社も「偶然」の機会を活かして、(調子良く?)前向きに進んでいます。

風呂敷を広げる

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事業を伸ばしたいのに、「当社はこれだけしか提供できないです」というのはもったいないばかりか、顧客に対して誠実さに欠けるとさえ思う。確かに、現在自社が提供している製品やサービスは、「メリットを感じるなら買ってください、そうでなければ当社が売りたくても買って貰えませんよね」というものかも知れないが、顧客は本当は、「もっと提案してもらいたい、納得すれば是非買いたい」と考えているに違いないと思う。

例えば、自社の本業がスポーツジムの経営だとしよう。その場合、「当社はこの場所にこの様な施設を用意しています。月謝はいくらです。良ければ入会してください」というのが一般になされていることだと思う。

でもそれはとてももったいない。本来は、「当社は貴方の健康の増進を全部請け負います。そのためには、当社の施設を使ってもらうことはもちろん、健康診断データも共有して貰いたいし、医者のカウンセリングも受けて貰いたいし、月に一度、体組成計にも乗って貰いたい。そして解決策として、運動メニューであったり、サプリであったり、整体であったり、日々摂る食事であったり、できることを全て提供したいのです。なぜならそれが貴方のためだから。」と言わなければならない。

人との関わりにおいて、特に顧客との関わりにおいて、謙遜は美徳にならない。風呂敷を広げて、「当社にもっと任せてくれたら、もっと出来ます」と言えなければならないと思う。

当社の事例で言うと、メーカーが開発、販売している製品を、代理店として右から左に売っているだけでは顧客に対して、社会に対して誠実だとは言えない。当社が目指しているのは、顧客企業である害虫駆除サービス会社が、如何にして経営を伸ばすかであり、その結果として、社会がより衛生的で、また白蟻によって被害を受ける住宅を少なくするかが本来の姿である。そのためにはなんでもやる。売上に直接結びつかなくても、技術セミナーや経営セミナーをやったり、防蟻業界か社会からもっと認められるためのスキームを、(誰から頼まれた訳ではないけど)苦労して構築したりしている。これは、害虫駆除の未来は、当社が責任を持って構築していきます、世の中の一戸建て住宅の長期的な維持補修は、当社が責任を持って対応していきます、と言う大風呂敷を広げていると言うことだ。そして結果的にそれは、当社の事業領域を広げることにも繋がっている。

などと言いながら、風呂敷を畳むのに苦労している社員の皆さん、それはそれで面白いチャレンジだと思うので、今しばらくお付き合いください。

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