社長ブログ

社長フィロソフィー日記

長生きする食べ物

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この間、久しぶりにテレビを一瞬観たら、ネズミを使った長生き実験みたいなものをやっていた。二匹のネズミが実験室で飼われていて、実験期間は20年以上という気の長い話である。二匹のネズミは既に実験開始から20年近く経っていて、人間で言えば既に70歳を超える高齢である。

で、片方のネズミは年相応に老化が進み、毛が抜け始めて身体に皺も多くなっている。もう一方のネズミは若々しく、明らかに毛もフサフサで元気そうだ。

飼育環境は同じで、食事だけが違う。長年、違った食事をしてきたことで老化に明らかな差が出て来ているそうだ。

で、その秘密だが、食べているものが違うと思いきや、そうではない。全く同じ、ネズミ用の飼料を食べている。違いはその「量」だけである。長生きしそうなネズミは、老化の進んだネズミの「3割減」の食事を続けている。

そう、栄養のあるものを沢山食べているのではない。同じものをより「少なく」食べることで飢餓のスウィッチが入る。細胞中のDNAが目覚めて、細胞が活性化される。

飽食の時代、そしてビジネスも段々と水膨れしていく。日頃からより少なく、より質素にしていくことで、生存本能が刺激され、機敏に、そして活発に動ける様になる。

さて3割減らす自信はないけれど、1割くらいは食べる量も減らして運動もして、常に健康でありたいと思います。 

朝日新聞の面白い記事

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最近、震災関連情報収集のため、定番の日経新聞に加えて朝日新聞を取り始めた(朝刊だけ)。昨日だったか、余りに興味深い記事が載っていたので感想を述べておく。

(引用開始) 

多くの日雇い労働者が暮らす大阪市西成区のあいりん地区(釜ケ崎)で、長年親しまれてきた街頭テレビが、その役割を終えようとしている。7月の地上デジタル放送への移行を控え、チューナー取り付けなどの費用が工面できないためだ。半世紀近く、街のど真ん中で時代を映し出してきた娯楽は、消えてしまうのか――。 

(引用終わり)

記事に依ると、このテレビのNHK視聴料は大阪府警が「事実上」負担しているらしい。昔からの慣行なので経緯も分からず支払い続けているのだが、地デジ化負担は根拠がないため、出来ないらしい。

で、この記者は「半世紀近く続いてきたこの娯楽が消えてしまうのか」と嘆いているのだが、これがとても興味深い。

だって記事の中にも出てくるが、この費用は10万円程のものである。朝日新聞が紙面のかなりの大きさを割いて報道する「大問題」ではない。話の「落ち」として「なので朝日新聞が費用を出しておきました」なら分かる。相当面積の広告料なら300万円は下らないはずだ。この記事を97%の大きさにして3%を広告代として販売すれば、軽く10万円は出てくる。いや、この記者の給料+経費は1日10万円以上だろう。 だとしたら、「10万円が出て来ないために、半世紀近く続いて来た日雇い労働者の娯楽が消える」と嘆いているのは、ほんと笑いが出てくるしかない。こんな記事を「落ち」もなく載せている新聞もどうかしている。

でもこういうことは世の中で多い。

政治を嘆きつつ投票に行かない人、東北支援と言いながら東北野菜を避ける消費者、 税金が高いといいながら節税に努める会社(高いというなら沢山払ってから言うべき)、枚挙に暇はないけれど、「そんなこと言うなら、やってからにしてくれ」ということが多いと思う。

当社はアピールは下手だけど、少なくとも自社でやってみてから言うことにしたい。しかも出来るならなるべく偉そうにせずに、謙虚にして驕らず、他人もなるべく非難せず、自分たちが解決出来る問題は黙って解決していこうと思う。そして共感してくれる人がいるなら、その時は一緒に頑張っていきたいと思う。「やるべきことをやっている」という自負心こそが、企業の競争力の源泉だと思うから。

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