東北被災地視察
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報告が遅くなったが、先週の月曜日から木曜日まで、僕が副理事長を務めるNGOのプロジェクトとして東北被災地の視察に行って来た。 下の写真は仙台空港のすぐ近くの様子である。左奥に空港が見え、手前には信号機が倒れている。後ろの家は一階が流され、壊滅状態だ。
今回の視察では3泊4日の駆け足で、名取市、気仙沼市、陸前高田市を回った。いずれも津波で壊滅的な被害を受けた場所である。この被害で特徴的なのは、津波が襲った地域は壊滅的な打撃、津波が来ず地震だけだったところは殆ど何ともない点である。だから眼下の集落が流されている地域でも、すぐ高台の家は何ともなく建っているという状況がある。また地震から一ヶ月近く経過した今では、津波被害地域以外では商店も営業し始めている。
これからの課題は物資や寝る場所だけではなく、どうやって地域社会が復興していけば良いかの大きなものだ。元々過疎高齢化地域で漁業や農業に頼って来た地域である。それらが総て津波にやられて、住む場所も産業もなくなってしまった。避難所にいる人たちは多くは高齢者で再起の元気も限られている。
こういう時にこそ、人間としての実力が問われる。どれくらい支援を集める事が出来るか、会社としてどのように貢献出来るか、知り合いや属している業界団体を如何に動かすことが出来るか、行政との繋がりをどう活かせるか。
また近いうちに現地を訪問する事になりそうだ。本業も大事、こういう社会貢献も大事。精一杯頑張って来ようと思います。