社長ブログ

社長フィロソフィー日記

礼儀正しい国民性

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日本人はつくづく礼儀正しい国民だと思う。先日スターバックスに行ったらお客さんがカップごとコーヒーを床にぶちまけてしまった。当然周りのお客さんの荷物やら服やらにコーヒーの雫が飛び散ったと思われるのだが、被害者のお客さんからは「大丈夫です、全然大丈夫の合唱。

高級ブティックではどちらがお客さんか分からないほどの接客のされ方、散髪に行っても顧客の方が「どうもありがとうさまです」と丁寧にお礼を言って帰る。レストランでもリゾートホテルなんかでもかなりお行儀良く、笑顔でそこの従業員に接する人たちも多い。日本はいわゆる平等社会で、サービスを提供する側もされる側もそれなりの同じ階級、世界中でもこんな国民は珍しいと思う。普通の国だと、サービスを提供される側がここまで謙って(へりくだって)まで見える対応はしない。

逆に言うとこういう日本でビジネスを展開出来る我々は幸福だ。ビジネスの基本として「顧客を選ぶ」というがあるが、日本では、顧客は既にかなりの程度選ばれているとも言える。

当社もお客さんにはかなり恵まれている。しかしそれに甘えてばっかりだと駄目なので、気を引き締めていきたいと思います。 

リーダーシップとフォロワーシップ

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よくリーダーシップの重要性が言われるけれど、実はリーダーシップに従う「フォロワーシップ」も劣らず重要だと思う。

リーダーがただ言うだけ、独りで行動するだけでは大きなことは出来ない。独りで何かやろうとして突然立ち上がるのはかなり「変人」の部類に属する。ストリートパフォーマンスの様なもので、独りで道端で歌を歌えば、かなり変わった人と言う見方をされるだろう。

でもそれが二人でやれば、いや3人4人、10人で一斉に歌えば、それは「パフォーマンス」になる。最初に始めた人は変人、しかしそこに二人目三人目が加わることで最初の「変人」は「創始者」に変わる。つまりフォロワーがいて、変人は初めてリーダーとして認識されるのだ。

組織も同じである。リーダーも大事だがリーダーの意思を体現して、より洗練されたビジネスを展開、実行していくのがフォロワーの役割だ。フォロワーがいて初めてリーダーの「思いつき、夢」は、実現可能な組織としての経営目標となる。

今の政治の悪いところ、不振に陥った企業の悪いところは、「良きフォロワーシップ」 がないところである。皆がそれぞれ自分の政治的立場、それぞれの意見を好きな様に言うことによって、まとまるものもまとまらない。皆が評論家の様に愚痴的なことを言ってリーダーに従わず、かと言って代わりに何が出来る訳でもない。

リーダーシップの欠如とよく批判されるけれど、現在の危機的状況では誰が見てもやらねばいけないことは明らかだから(例えば財政再建、つまり歳出カット、増税。企業であればしがらみを切って強みに集中すること)、リーダーシップはこの際不必要で、必要なのはつべこべ言わずにしっかりと実行するフォロワーシップだと思う。

民主主義の一つの欠点はいつでも実行を伴わず意見を言うことが出来るってことだ。 目標が決まるまでは議論をする(リーダーがリードする)、決まったら結果が出るまでリーダーに従って文句を言わずしっかりと実行するということが大事だと思うけど、どうだろうか。

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