社長ブログ

社長フィロソフィー日記

これから必要な技術

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ちょっと思いついたので備忘録的に、これからの時代に活躍するための必須技術、知識を書いておこう。

(1)これから益々、「英語」とネット活用の知識が大事になる。ネットの世界には膨大な情報が流れているが、実はその重要なものは(日本人には不幸なことに)殆ど英語である。僕らが若い時はそうではなかったが、今やネット上には世界の一流大学の講義、論文、業界事情、技術情報などが簡単に手に入る。人脈も世界中に広げることが出来る。でもそれは全部英語の世界。以前は限られた人しかアクセス出来なかったものが、今は「英語が出来るだけで」簡単にアクセス出来たりする。だから英語が出来ないことは致命的になり得る。良い悪いかは別として、事実としてそうなのだ。

(2)「ネット活用の知識」も必須だ。上記と同じだけど有益な情報を得ることが短時間で出来てしまうから、さっと情報収集して後は考えることに時間とエネルギーを費やすことが出来る。人と話をするのにそこまで会いに行く時間とタイミングを計っているよりも、スカイプしてテレビ電話で毎日15分でも話す方が仲良くなれるし効率的だ。業界の専門家と10分話す方が自分で図書館に出掛けて行って資料を調べてコピーして読むよりも余程効果がある。ネット活用はスタートであって目的ではないが、高速道路と同じで速く目的地に連れて行ってくれる。

(3)経営をするなら「会計の知識」は必須である。経営は「良きこと」をするだけではなくて、 すべての活動をお金という「数字」で把握しなければならない。個々の活動を数字に置き換えて採算を考えなければならないから、「良い人だけどエネルギーはあるけど数字に疎い経営者」なんてあり得ない。

(4)最後に必要なのは、「異業種への理解」である。今までは業界の境が割とはっきりしていて自社の「業界の常識」に詳しければ成り立っていたのだが、今は境のはっきりしない「異種格闘技」の時代である。アパレル産業のライバルは同じ財布を奪い合う携帯電話かも知れないし、携帯電話会社のライバルはAppleかも知れないしGoogleかも知れない。アメリカの税理士事務所の仕事を奪ったのはアウトソース先のインドのデータ入力会社だったし、新幹線のライバルは航空会社でなくてテレビ会議会社だったりする。要するに自社の業界だけを見ていては全然駄目だし、逆に自社の強み、業界を超えた「社会における強み」を知ること、そのためには異業種もしっかり理解してその自社の存在意義を分かっていないといけない。

取りあえず上記4つは企業経営に必要なスキルだ。ちょっと備忘録的に書いてみました。 

人間の価値

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街を歩いているといつも思うのだけど、たまたま通りがかる人々の中にはとても(色んな意味で)偉い人もいるはずなんだけど、全く見分けがつかない。もっと端的に言うと、総ての人は外見上それこそどこにでもいる(僕も含めて)「凡人」で、とても「凄そうな人」はお目にかからない。

外を歩いている時はそれでも服装など身なりがあるから多少はそれぞれ個性があったりするが、例えば温泉なんかにいって裸のおじさんとかを見ていると、更に「偉い人」というのは見つからず、殆ど少したるんでお腹の出た凡人たちの集団だ。

街で高級車を乗っている人も、高級レストランで食事している人も、高級ブティックに来ているお客さんの中にも、どうも高級な人たちがそんなにいるとは思えない。 日本は総中流社会と昔から言われるけれど、外見上もやっていることも皆平均的で、その辺りにいる普通の人々である。

つまりいくら自分が偉いと思っていても、傍からはそんなにオーラは漂っていない、大して他の人と変わらないってことだ。しかも人間の寿命は皆平等だから、今は偉そうにしている(でも偉くは見えない)としても数十年経てば皆平等に老いぼれるってことでもある。

逆にだからこそ、外見や表面上の贅沢に執心してはならないと思う。どうせ必死になっても大して変わらない、我々は外見上総て「凡人」である。ならばその「凡人」であることを楽しみ、 むしろ実際にやっていること、社会に貢献している度合い、精神性を高め素晴らしい人格者になることを目指すべきだ。

人間の価値はこの意味で持っているお金でも飾った外見でもない。そんなの必死で追求しても大した効果、差を生むことは出来ないのだ。やはり人格、実績で勝負、それが本当の「偉い人」だと思う。 

当社も外見の格好ばかり気にせず、生み出している実績と社員の人格で勝負しようと思う。大した利益も上げてない税金も払ってないのに贅沢な本社ビルを構えるより、質素な場所ででも本当の価値を生む会社でありたいと思っています。 

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