社長ブログ

社長フィロソフィー日記

生産性が高いということ

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生産性が高いというのは、圧倒的な速さで多くの業務をこなせる状態のことではない。ましてや、大量の業務を残業をしながら行っている会社のことでもない。
生産性が高いというのは、本質的に大事なこと、多くの課題の中から最も重要なものを見抜き、そこに注力して結果を出すことだと思う。
ここを間違えると、「解くべき問題」を取り違えてしまって、やたらに多くの「些細な問題」に取り組んでしまって時間オーバーになってしまったり、解いたところで何も事態は変わっていない、好転していないことすらあり得る。問題を解くスピードが遅いのではなくて、解くべき問題を間違っている状態が「生産性が低い」状態となって現れる。
企業活動も、幾らやっても報われない衰退市場、激戦市場で頑張ったところで、結局は「最も安いところが勝つ」市場であれば、誰も勝者がおらず単に消耗するだけ、結果として「生産性が低い」という烙印が圧されてしまう。社員は頑張っているのに、「間違った市場」にいる限りは、勝つこと、幸せになることは大変難しいと思う。
勝てる市場を選ぶ、その中でも本質を考え抜き、創意工夫を凝らして他社と差別化することで、努力の量が結果に結びつく。これが「生産性が高い」状態だ。当社ではそれを「レバレッジが効かせる」と呼んでいる。
当社は、特に個人として「仕事ができる人」はそんなに多くはいない(もしくは、いない?)。しかし防虫業界というニッチマーケットの中でも、業務向け開発型商社、コンサルティング商社として独自のポジションを取り、セミナー活動や製品開発、ソフト開発、サービスネットワーク作りなどの創意工夫で高い生産性、高いレバレッジ効果を保っていると思う。
一番大事なことは、「跳ぶ前に考えろ」(もしくは「跳びながら考える)ということ。何が求められているのか、何が重要なのか、当社に勝算はあるのか、本当にやるべき仕事なのか、様々なことを考えて、そしてその一点に注力すること、これが生産性を高めるコツだと思います。

シドニーマラソン

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マラソン大会には相変わらず参加していて、これで始めてもう12年、回数的にも25回目位(多分)になってしまった。継続は力なりと言うけれど、確かに練習量は少しずつ減っているものの(良くない)、タイム的には4時間(練習結構した時)から4時間40分(練習不足の時)位の間に入っている。
この前の日曜日もシドニーマラソンに参加してきた。オーストラリアでのマラソンは、2016年のゴールドコースト、昨年の同じシドニーに続いて3回目である。オーストラリアは時差が1時間しかなくて、気候は気持ち良い、景色は綺麗、食べ物美味しい(クラフトビールやワインも美味しい)ということで、極めて快適だ。9月のマラソンは、日本の夏はとても練習できる環境でないので(というか、じっとしててもバテる)、あまり練習出来ずに参加となってしまう。体重もそれ程減らず、そう言えば昨年も死にかけたなあと思い出しながらも、あまり改善できなかった。
レースそのものは、意外にもハーフまでは好調でちょうど2時間、まあそろそろ脚が終わるだろうなと思っていた25キロでばったり死にそうになって失速、それでもまだ10キロ以上あるなと思いながら、歩いたり走ったり、時にはベンチに寝転がって休憩するという、なんとも意外でも何でもない結果でした(タイムは4時間35分)。
次は12月の恒例となった那覇マラソン。今回が12回目となる。僕のGarminに残っている過去9年の記録によると、年、結果タイム、9月10月11月の練習距離は以下の様になっている。

2018年 4時間12分(9月84キロ、10月156キロ、11月122キロ)
2017年 4時間18分(9月82キロ、10月132キロ、11月148キロ)
2016年 4時間36分(9月71キロ、10月150キロ、11月131キロ)
2015年 4時間15分(9月140キロ、10月166キロ、11月135キロ)
2014年 3時間59分(9月156キロ、10月142キロ、11月149キロ)
2013年 4時間32分(9月154キロ、10月201キロ、11月120キロ)
2012年 4時間6分(9月138キロ、10月171キロ、11月188キロ)
2011年 4時間29分(9月123キロ、10月187キロ、11月104キロ)
2010年 4時間43分(9月83キロ、10月225キロ、11月106キロ) 
これを見るとあまり走行距離との相関関係はなくて(2016年は28度の猛暑で例外)、「10月・11月に月150キロ走る+体重を2、3キロ減らす=4時間ちょっとで完走」という「キロ6分の勝ちパターン」が見えてきた。これから海外出張やセミナーなどで忙しくなるが、月150キロは週30キロ強、つまり平日に8キロ2回、週末に10キロと8キロで達成可能な練習量だ。体重もこれから月1キロ減らしていけば良い。こうやってブレークダウンしていくと、今年のゴールシーンが「カラーで見えてくる」から不思議なものだ。もう出来たような気持ちになってくる。
本当は、タイムよりも健康でスタート地点に立つことの喜びの方が大きい。今年も感謝しながら、準備をしていきたいと思います(社員の皆んなもな)。
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