社長ブログ

社長フィロソフィー日記

組織と個人

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先日大学時代の友人たちと会う機会があった。その時に「個人としてはひたすら全力を尽くしているけれど、大きな組織の中ではそれがどのように社会に貢献できているが実感がない」という意見があった。 似たような話で当社の取引先の経営者からも、一人一人の社員が自覚を持って主体的に行動させることに困難を感じているというのもある。 これらは同じ問題で、要するに個人と組織の問題である。組織として力を発揮するには当然一人一人の個人が力を発揮しなければならない。でも個人には全体のことが見えない場合もあるし、個人の目的と組織の目的が一致しないことだってあるだろう。 稲盛さんはそれを簡単に「ベクトルを合わせる」と言っている。組織の全員が目標を共有し、同じような温度で仕事をするように価値観の共有を図るのだ。 言うは易し行うは難しだろうが、ベクトルを合わせることはとても重要である。同じ仕事をしているように見えて、「心がこもっている」行為とそうでない行為とは全然違う。組織がある方向に向かっていてそれが共有されて、そして個人が自分のこととして真剣に物事に向き合う組織はとても強い。 そして個人の働きが組織の目的達成に貢献していることがわかり、それが組織内でも評価される仕組みを持つ組織は成長していくのだと思う。 会社の目的、方向性を示しベクトルを合わせるのが経営者の一番の仕事だと思う。当社はあまり大上段に理念研修的なことはやっていないが、日々の業務を通じてベクトルが合い、一致団結出来たら良いなと思う。

企業の社会的責任 (2)

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先日友人と話していてあらためて「企業の社会的責任とは何か」という話題になったので、以下のように答えた。 企業の社会的責任の第一義は、そもそも企業の事業目的が社会のためになっていること。そして社員のためにもなっていること。逆に社会からも社員からも評価されなければ、存続、発展していくはずがない。 二義的には、しっかりと利益をあげて税金を納めること。その税金が政府セクターを通じて公共目的に利用される(はずだ)。利益があがるということはそれだけ社会から評価されているということだし、特に創意工夫がなされて効率的・効果的に会社が運営されている証しでもある。しっかり収益をあげてしっかりと納税したいと思う。 第三には企業の専門性を生かしてボランティア的な活動をすることだ。当社は昆虫関連が専門だから例えば「途上国におけるマラリア蚊防除プログラムへの協力」、「地元児童に対する自然教育」なんかがテーマになる。 そして最後に寄付活動だ。これは事業目的とも専門性とも違っているかも知れないが、とりあえず良いと思われる公的活動に対して金銭的に貢献しておこうとするものである。本当は上記三の方法が好ましいけれど、時間的な制約もあれば金銭的に貢献するのも十分ありだと思う。 僕の中では上記の順番は明らかだけど、覚書としてブログに書いてみました。

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