社長ブログ

社長フィロソフィー日記

社員の責任、社長の責任

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自分の仕事に責任を持つという意味では、会社の社員であろうと社長であろうと、立場に応じた責任がある。 世間でもよく言われる様に、社長の責任とは(1)会社の意義・目的を明らかにすること、(2)そしてそれを実現するための仕組み(システム)を構築することである。 そして社員で責任とは、(3)プロセスを実行すること、そして(4)プロセスを創意工夫により創造することである。 つまりプロセスを忠実に実行し、日々改善して行くのは社員の重要な業務である。商品を考え営業活動を行い、取引に必要なチェック事項を一つずつ押さえていくのは社員の仕事だ。製品の性能や品質をチェックしたり、チェックするプロセス自体を考え出すことも日々業務に当たる社員の役割である。社長はプロセスの一つ一つを細かく監督してられないから、自分の業務を責任持って実行する、そして創意工夫し自分の頭を使って日々改善して行くのは一人一人の社員の役割である。 社長の役割とは、そもそもそのプロセスが何のためにあるのか、社会にとってどんな意義を持つべきなのかという目標の設定である。そしてプロセスを忠実に実行し日々改善していても結果として業績が上がらない、社員も幸せにならないとすれば、それは「そもそもの仕組みが間違っている」ということでこれも社長の責任である。 (1)事業の目的、(2)仕組み、(3)プロセスの実行、(4)プロセスの改善・創造と分けることで、社長の責任、社員の責任が分かりやすくなる。これを曖昧にして、「社員が働かないから」とか「総て社長の責任」とか言ってもはじまらない。当社の場合も、僕も頑張るから社員のみなさんも、しっかりとやって欲しいと思います。 あ、大事な事を忘れていた。(1)(2)(3)(4)と責任を果たした上で出た結果は、総て社長が負う。結果が出ないとすれば、(1)社会や顧客に必要とされていないか、(2)仕組みが間違っているか、(3)社員がプロセスを実行していないか、(4)プロセスの改善をサボっているか、のどれか(複数可)である。で、社長はその間違っている点を修正する義務を負うのだ。

社長の答えは決まっている

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昨日たまたまワールドビジネスサテライトを観ていたら、中小企業の事業承継の話題が特集されていた。何十年も続いた会社の跡取りとして女三姉妹の三女が選ばれたのだが、社長就任早々の会議で社員に鋭く突っ込まれてたじたじしているシーンが映っていた。 それを観ていて僕はなんだか違うよなと感じたのだが、そもそも社員が社長に質問して答えを期待するってのが間違っている。番組の中で幹部らしき人が「その新規開発商品は類似品が結構あるんですよね」と評論家的なコメントをしていたけれど、本来なら、「類似する点があると思いますが、その点調査したところ特許は問題ありません。で、その商品はこの点は確かに新規性はないけれど、他のこの点を強調するようにコンセプトを変えれば十分通用すると思います」位は言って欲しい。 他にも「その価格設定は送料を含むのですか」という質問もあった。そんなの僕なら「どちらでも良いけれど、売上最大化、経費最小化を達成するにはあなたはどう考えどうすればベストと思いますか?」と返すだけである。 そもそも「社長が一番能力があるべきで、質問すればなんでも正しい答えを持っていて当然で、社員はその指示に従っていれば良い」という考えが間違っている。現場の最前線の自分達が分からないことを社長が正しく答えを分かっているはずはないのだ。 社員の質問に対する社長の答えはいつも決まっている。「(1)どういう事実があって、(2)それに対してどの様に考えるべきで、(3)あなた自身はどう思うのですか?(4)そのあなたがよく考えて出した答えを実現するために、社長である私は何をすれば良いですか?」である。 まあこう言うと如何にも手を抜いている社長に思われるかもしれないけれど、実際こう考えて僕は仕事をしています。

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