社長ブログ

社長フィロソフィー日記

高い目標を掲げ努力する

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人生の成功の秘訣は、高い目標を掲げ、誰にも負けない努力をすることだと思う。その時点において高い目標を設定して努力の末なんとか達成できれば、又次、また次と次々と高い目標を設定し、それらをクリアしていくことで素晴らしい成果をあげることになる。しかし人生はそんなにまっすぐには進まないから、必ず必死になって頑張ったけれど結果が伴わなかったという「挫折」を経験することになる。
そのような時、どう考えるべきか?挑戦せずに楽をして当然素晴らしい成果を得られないと言う結果と、高い目標を設定して努力をしたけれど結果として達成できなかった挫折、どちらが良いのだろうか。
成功した時には、息継ぐ間もなく次の挑戦が待っているから、考えている暇はない。大事なのは、結果が伴わなかった時に如何に気持ちを切り替えて、失敗にも懲りずにまた新たな高い目標に向かって努力が出来るかである。言うは簡単、しかし実行が難しい。なんせ「やってもダメだった」と言うことが実証されてしまっているから、「一生懸命努力すれば上手くいくはず」と言うのは根拠が薄い。しかし一回や二回失敗したからと言って諦めていては、思い通りの願った人生を送れるはずはない。何回失敗しても「自分は出来るのだ」と言う「根拠のない自信」が必要だ。
では、「根拠のない自信」はどこから生まれるのだろう。それは持って生まれた性格もあるだろうが、やはり子供の頃から「この子は大物なる」とか「大器晩成」とか、親や周りの人が「根拠のない賞賛」を与え「無責任な希望」を持つことが必要だろう。経済的に恵まれていなくても「貧乏」と感じず、足るを知り、むしろ「豊か」だと思える心持ち、世間的には地位がなくとも自分に矜持を持っている職業人、将来は明るいと信じることが出来る明るさ、閉塞的な周辺だけでなく世界に目を向ける視野の広さ、などに囲まれて育った人は、「根拠のない自信」を持ち易いと思う。
会社経営においては、「自社は特別な存在で、社員も働き易く、会社の将来は明るく、そして社会のためになっている」と根拠なく自信を持てる会社が強い。そうであれば多少失敗したり業績が落ちてしまっても、落ち込むことなく「また明日から頑張ろう」と思うことが出来る。何回失敗しても笑って高い目標に向かってまた頑張れる会社が、そのうち本当に成功して、成長していくのだろうと思う。 

Bプラン

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人生には、自分の第一志望が実現せず、第二志望またはそれ以下の道に進まざるを得ない場合がある。いわば人生のBプランだ。
しかしBプランであったとしても、それが悪いこととは限らない。長い人生、何が幸いするか分からないし、本当に自分がやりたいことへの道筋が変わっただけで、BプランならBプランなりに幾らでもやりようはある。稲盛和夫さんも、第一志望の大学に受からず、地元の鹿児島大学に進学する。そして就職難から、専門の有機化学ではなくて無機化学の京都のセラミック会社に就職したのだが、そこは給料も遅配する様な会社で、挫折感を味わった。しかし腐らず誰にも負けない努力で周りを巻き込み、その後独立して今日の超優良企業である京セラ、そしてKDDI、更には日本航空の再建まで成し遂げ、現存する最強の経営者であり多くの人々から尊敬される経営者になった(そして縁もゆかりもない我々経営者をずっと指導してくれている)。
僕も子供の頃から外交官になって、世界平和に貢献することが夢だった。それがひょんな事で家業の中小企業継ぐことになった。外交官でも国際機関でもなく、また大学の友人たちの多くが勤める大企業でもなく、弁護士などの専門職に就くこともなく、中小企業経営者となった。だから僕の今の姿はBプランもBプランそのもの、CプランかDプランなのかも知れない。
むしろずっと第一志望でAプランだけでいける人生の方が珍しいのではないか。思い通りのAプランの人生には思わぬ落とし穴が待っている場合もあるし、謙虚さを忘れて自ら墓穴を掘ってしまうことも十分あり得る。上手くいっている時こそ謙虚にして驕らず、誰にも負けない努力を継続することが大切なのだが、人間なかなかそこまで悟ることは難しい。
Bプランになってしまって当初は不本意だったとしても、初期の目標、高い目標を諦めず、臥薪嘗胆しながらも明るく前向きになれる人間が本当に強い人間だと思う。 いや、Bプランに進みながら、最終的に大成する人が、むしろ本当の価値がある。若い頃は苦労は買ってでもしろと言われるが、それはBプランでどこまで這い上がる経験を積む時期だからだと思う。
Bプランに進んだ様に見えた僕の人生も、気がつけば(Aプランでずっと進んだ人も含めて)友人の中でも一番良い人生を送れていると思う。そして当初の目標、自分の力と独特なやり方で「世界をより良く、平和にする仕事」に近づいていっている。途中経過は何でも良い、どんな道を通ろうと、折れず腐らず視点は高く、ずっと努力していきたいと思います。
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