社長ブログ

社長フィロソフィー日記

NAHAマラソン

カテゴリー: 日常

先週末は社員旅行で沖縄に行き,昨年同様NAHAマラソンに参加してきた.

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個人的な記録で言うと惨敗で,マラソン四回目にして初めて終盤で歩いてしまった.30キロは順調に3時間で通過(丁度目標のキロ6分のペース)だったのだけど,32,3キロでどんどんペースが落ち心拍数が下がらなくなり,35キロには脚が攣りそうに,38キロには両足のふくらはぎ・太もも共に攣ってしまう状況に陥ってしまった.

辛かったのは40キロ付近で,一歩ずつ脚が攣って41キロの表示看板の前で小休止.ゴールまでは1キロもあるし這ってもいけないなあと思いながら足をコンパス状に動かしてようやく歩き出せた.最終の競技場に入ってからも後数百メートルが走れないほど脚が消耗してしまった.

これもやはり準備不足のせい.結果的には4時間31分と,目標の4時間15分に少し及ばず,昨年の初マラソン(4時間43分)よりは改善したのだけど,内容的には完敗ってところでした.

それにしても今回の社員旅行は盛りだくさんで,前日までに消耗してしまったのかも知れない.金曜日に那覇に入ってまずはお客さんを招いての沖縄レベルアップセミナーを開催,そして営業会議.

勿論その日は宴会をして,翌日は朝から名護まで移動してシーカヤック.

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午後に入って,エコツアーで沢を登って,

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水温15度?の滝つぼに飛び込んで滝に打たれて,

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夜はまた沖縄民謡で大いに盛り上がった.

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やっぱりこう振り返ってみると,スタート前に相当消耗していますね.フルメニューをこなし,大酒飲んで踊りまくった上に,社内トップで走り切った西尾リーダーは相当偉い.流石ですね.

こうやって皆で楽しんで,今年も良い年末になると思います.

 

事業の目的・意義を明確にする

カテゴリー: 経営日記

今さらだけど,京セラ経営十二箇条の重要性を感じている.

第一条に,「事業の目的・意義を明確にする」というのがある.経営学的に言えば「事業領域を定義する」ということだが,実はもっと深い意味があることに気がついた.

そう,すべての課題・問題は,この「事業目的の設定の仕方」に帰することが出来ると思う.稲盛さんは以前,他の経営者からこう言われたらしい.

「稲盛さんみたいになんでも四角四面に考えて,いつも寝る間も惜しんで一心不乱に努力して,何が人生楽しいんですか.私みたいにいい加減な社長でも,社員が居心地良く働いてくれて会社は回っている.もっとリラックスして仕事されたらどうですか.」

稲盛さんは答えたそうだ.「あなたと私では登ろうと思っている山が違うんです.どちらが良いかは分かりませんが,私が登ろうとする山は大変高くて,垂直登攀しないと登っていけないんです.」

結構強烈な答えだが,真理を突いていると思う.結局,そこそこの会社でそこそこやっていこうとすればもしかしたら課題も問題も少なく,能力と多少の真面目さがあればやっていけるのかもしれない.多少儲けたお金で経営者はリラックスして遊びにも行けるかも知れないし,地元の会合ではちょっとした名士にもなれるのかも知れない.

でも高い目標を掲げるとそうはいかない.従業員も10人から30人,50人,そして100人200人,1000人と増えていくと,組織運営も大変だ.売上も数億円から数百億円,数千億円にしたいのであれば,勿論家族経営の時とは全然異なったものになる.

当社も(そして自分自身も),この10年間で業態を変え,売上を2倍以上に伸ばし,社員も育ってきたと思う.でも額にすればとっても「たかが知れてる」状況なのだ.業界内では井の中の蛙状態で,いろんな人に褒められたり妬まれたりもしているようだが,世の中的に考えたら,ほんとに「井の中」状態である.ちょっと情けない.

これもそれもすべては,「目標設定が低すぎる」からである.登る山が業界内の小山であればこれでも良いかもしれない.そして多分他人に喜ばれる経営が出来ると思う.でも本当に持てる力を,より多くの世の中の人のために使うのなら,今のままでは余りに「井の中」 にこもり過ぎていると思う.

で,新しい目標を真剣に検討してみた.やはり漠然と思っていたが,具体的に日時を決めて上場するしかないと思う.勿論今のビジネスモデルでは全然駄目だから,一から操業するつもりで(隣接)事業を立ちあげていかねばならない.短期的な目標はもういい.具体的に何年か後に成長企業として注目されて上場準備に入れる様に,新しいビジネスモデルに取り組んでいきたいと思う. 

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